認知の先の検討まで意識した設計が重要に
──今回の施策を通じて、どのような学びや知見が得られましたか。
野屋敷:国内広告市場のブランディング広告において、ユーザーにリーチしてもその後、どういった態度変容を起こし、どういったアクションにつながっているのかが不透明になりやすいという課題感があると思っています。
今回のTinderさんとの取り組みは、利用ユーザーが伸び続けているOTTと配信後のブランディング広告効果の可視化という点を含めて、とても良い事例になったと思っています。
伸びているとはいえまだまだ未成熟なOTT市場において、新しいチャレンジを仕掛け続けていき、広告主さんへの広告効果に向き合っていきたいと思います。

チョウ:今回OTT広告を活用する中で、どのコンテンツに対して広告を配信していくか、認知の先にある検索といった検討までどう設計するかが重要だということが、学びになりました。
今回は他のデジタル広告でも活用していた動画素材を使いましたが、今後は広告視聴後に検索してほしいワードを念頭に置いた、OTT広告用のクリエイティブ制作にも取り組んでみたいです。
人と出会う手段として当たり前の存在に
──最後に今後の展望を教えてください。
チョウ:Tinderは今後人と出会うときの手段として最初に想起されるサービスを目指していきたいと考えています。そのためにも、Tinderを使って人と出会うことを当たり前にする取り組みを、Z世代を中心としたターゲットに行っていきます。
アメリカでは、Tinderの機能更新がニュースで取り上げられるくらい、人々の生活に根差したサービスになっていますので、日本もそのような状況に持っていきたいです。
