ページの内容、構成も参考にしてみよう
検索結果の機能やデザインだけでなく、ページ内容も参考になる点は多いです。試しに「best refrigerator」で、1位に表示されている記事を見てみましょう。

個人的に興味深いのが以下の箇所です。

こちらはアイキャッチ直下の、本文に入る前のリード文に相当するのですが、「Our Top Refrigerator Picks」という項目で、早々にベスト商品を紹介しています。また、それも単体のベストではなく、「最高の冷蔵庫」「お手軽なフレンチドア冷蔵庫」「最高の両開き冷蔵庫」などの細かく項目を分けて紹介しているのも特徴です。その後、「Things to Consider When Buying a Refrigerator(冷蔵庫を購入する際に考慮するべきポイント)」というテーマに入っていく流れとなっています。
一方で、日本語で意味が近いと考えられる「冷蔵庫 おすすめ」で表示される記事の多くが、私の見たタイミングでは、選び方から始まっており、その後におすすめ(ランキング)が表示されている流れになります。もし、日本でも同様に「先んじて具体的な冷蔵庫の紹介を見たい」と考えるユーザーが多いと考えられるのであれば、参考になる構成と言えますね。
日本の検索結果で同じようなページが並んでいて、「もっとユーザーにとって便利なページにする方法はないか?」とリライトなどをする際には、このように米国の検索結果を見てみると、参考になるポイントがあるかもしれません。
また「プロダクトレビューアップデート」のように、英語サイトのみに先行で適用されているアップデートがある時などは、米国の検索結果を見ることで、日本に導入された際に評価されるサイトの手がかりにすることができます。
米国のアップデートを参考に先取りコンテンツを考える
米国の検索結果は、日本の検索結果と異なる点や、先行導入されている機能などもあります。
また、コンテンツの作り方なども違った見せ方をしている場合もあります。もちろん、文化圏の違いや扱う商品の違いなどで、すべて活かせる訳ではありませんが、アイデア出しや、コンテンツ制作の参考になる箇所も多いはずです。
たまには海外の検索結果から、インスピレーションを受けてみるのもいかがでしょうか?
今回で「検索結果を見てみようシリーズ」は最後になります。検索結果だけでユーザーを完全に知ることはできませんが、ユーザーニーズを知る手がかりは多数転がっています。
ぜひ、今後とも検索結果を観察して、良いコンテンツづくりに活かしてみてください!