結局一番差がつくのは投稿コンテンツの質
その上で結局一番に問われるのは「コンテンツの質」。第1回で解説したように、あくまでも「Instagram運用=コンテンツマーケティング」です。
もちろん運用ロジックに基づいて、細かいテクニックで改善していくことは大前提として重要です。ただいくらテクニックを持っていたとしても、結局「コンテンツの質」が低い状態で1%の改善を繰り返したとしても、得られる成果はたかが知れています。
たとえるなら、記事の質が低いオウンドメディアでいくらSEOの内部対策をしても順位が上がらないのと一緒です。
実際に投稿の質が高ければ、ユーザーはこのアカウントを今後もチェックしたいと思い、投稿を保存して、プロフィールを訪れ、そのアカウントをフォローします。
フォロワー数の「バケツの穴」が空いている状態ではその戦いの土俵にすら立てませんが、その後に問われるのは純粋な「コンテンツの質」です。
また、すべての変数にレバレッジを効かせるのも同様に「コンテンツの質」。 企業はその前提から目を背けずに、コンテンツを起点としたInstagram運用に取り組むべきです。
最後に、今回解説した「運用ロジック」と「見るべき指標」について、読者の皆様が使いやすいようにまとめた画像を掲載します。保存や社内の関係者への共有をして活用いただければ幸いです。

今回はInstagramの「フォロワーが増えるロジック」に焦点を当てて、普段プロが行っているInstagram運用の思考フローを解き明かしました。
まずは自分のアカウントの4つの変数を表と照らし合わせながら、どの変数がボトルネックになっているのか把握してみてください。各変数を改善する具体的な施策は次回の連載で詳しく解説します。
アカウント運用に悩むマーケターの方々にとって、Instagramへの考え方を「再定義」するきっかけになれば幸いです。
