「KAIZODE」が目指す、洗練されたマーケティングコミュニケーション
MZ:JX通信社は、KAIZODEを通じてどのような世界観を創造することを目指されているのでしょうか?
大矢:色々な人が抱いている「本当はこうしたいのにできない」という欲求や不満に対し、「実はそれは私たちのサービスでできます」とコミュニケーションするのが、マーケティングの本来の姿の一面だと考えます。そのような洗練されたコミュニケーションを実現するために、ユーザーの潜在的なニーズを掘り起こすことができるのがKAIZODEの特長だと考えています。個別のプロダクトに対する不満や要望を抽出して対応するだけでなく、広く市場にある“不”に対し、「私たちならこのように解決できます」というふうに応えていくのです。
また、商品やサービスがメーカーの想定していなかった形でユーザーに利用され、新たな価値発見につながるケースもあります。たとえば「朝ごはん代わりに片手で食べられる総合栄養食品」があったとして、実際にどう食べられているかを見てみると、「忙しくてランチを食べられない隙間時間や移動中に食べる」という投稿が多数あり、そこで商品の別の価値に気づく、なんてこともよくあります。一般にこうしたインサイトを得るにはデプスインタビューを行う必要がありますが、KAIZODEでは“今”の投稿を抽出できます。マーケティングメッセージの企画だけでなく、新たな事業・商品開発につなげたり、商品・サービスの改良につなげたり、マーケティングプロモーションの仕方を変えていったり、というような変化を起こせると嬉しいですね。
ユーザーのリアルな声を切り口に「脱・メーカー発信」を目指したい
MZ:ミーニューではどのようにKAIZODEを活用されていきますか?
関屋:マーケティングメッセージを企画・発信する時に活用できると考えています。先ほど、「(育休から復帰して)仕事が始まったら、献立を考えたり買い物に行くのが大変」という声が調査結果の中にありました。実は、ミーニューでカスタマーサクセスを担当している女性も、様々なお客様とお話する中で「me:new」は仕事に復帰したばかりの人にニーズがある」と言っていたのです。お客様一人ひとりの声を見続けるというのは、チームの全員ができることではありません。KAIZODEで得たお客様の声やインサイトをもとに、メーカー発信ではなく、ユーザー目線でのマーケティングコミュニケーションをしていきたいですね。
また、マーケティングだけでなく、エンジニアのみなさんにもサービス改善の参考にしてもらえればと思っています。
宮本:これまでも、アプリのレビューを見たり、「me:new」に関するTwitterの投稿があったら社内のSlackで共有したりと、ユーザーの声をもとにサービスの機能改善のアイデアを出すことはしていました。ですが、どの声を優先すべきかを決めるのがとても難しいのです。それに対し、重み付けをした形でユーザーの声を把握できるという点で、KAIZODEはエンジニアとしても活用のしがいがあると思っています。
消費者理解で売上を伸ばす「KAIZODE」
曖昧で読み解くことが難しかったSNS投稿を、インサイトに沿ってわかりやすく要約する「KAIZODE」は、調査、分析、改善、実行にかかる時間を圧縮。さらに通常の調査ではなかなか出会えなかった消費者の「不満」「未充足」を発見します。
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