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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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スポーツを通して企業とユーザーをつなぐ。イオングループ企業が描く、EC事業のその先とは?

キッズだけでなく、社会人にも!幅広いユーザー層にリーチ

MZ:実際にOutfitterでユニフォームを購入するユーザー層としては、キッズや少年チームが多いのでしょうか。

泊:ユーザー層としては、最も多いのは社会人で50%以上にのぼり、キッズ・大学生と続きます。社会人チームとしてサッカーやフットサルなどチームスポーツをする際に購入される方が多くいらっしゃいますね。

MZ:既存ユーザーにはどのようにOutfitterの認知が拡大していったのでしょうか?

泊:ユーザー同士での口コミも多いですし、我々も複数のSNS(Instagram・Facebook・Twitter)を使って頻繁に情報を発信しています。加えて、たとえばFacebookで広告を打つと「これおもしろい!」「こんなサービスがあったんだ」といったコメントが付くことも多いため、ユーザー側の発信がもたらす影響もあると思います。

MZ:実際にユニフォームを購入したユーザーからの反響は、どのようなものがありますか?

泊:「スポンサーロゴが付くのでプロみたいな気分になれる」という声が多いです。あとは、「スポンサー企業に応援されている感覚が生まれてモチベーションが上がる」という反応もいただきますね。

 ロゴが入ると価格が高くなるイメージを持つ方もいて、逆に安くなるシステムに驚かれたこともあります。Outfitterは日本でこれまでなかったビジネスモデルなので、そういった誤解を取り除きながら認知を広げる点は意識をしてきました。

企業とユーザーをつなぐOutfitter

MZ:一方で、スポンサー企業側がOutfitterにロゴを掲出するメリットとはなんでしょうか?

泊:財政難のアマチュアスポーツチームを支えられることで、やはり企業イメージの向上やCSRの観点から得られるメリットが大きいと思います。またプロへのスポンサーフィーは億単位になりますが、Outfitterではネット広告を出稿する予算感で出資いただけます。

 それから、我々はキッズ世代を中心に「Outfitter Cup」といった形で冠大会もやっています。その大会の中でスポンサー企業の商品サンプリングも行っており、好評をいただいています。たとえば、ある食品メーカーの味噌を配った時は、そのメーカーの本社に「これはどこで買えるのか」という問い合わせの電話があったと伺っています。

MZ:Jリーグなどプロの試合でもスポンサー企業がブースを出して商品サンプルを配布するケースはありますが、同じ形でアマチュア大会でもスポンサー企業とユーザーの接点を創出されている、ということでしょうか。

泊:そうですね。大会イベントの中でスポンサー企業がサンプリングを行ったり、企業のロゴが付いたユニフォームを着たりすることで、ユーザーの親しみや好感度を上げる効果も期待できます。

 今はロゴ一覧に大企業の名前が並んでいますが、今後はより地方エリアの企業への拡大も考えています。馴染みのある地元の企業の名前が増えれば、その地方のチームにとってより大きなモチベーションにつながるのではないでしょうか。

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15万円のスポーツバイクが、ECで飛ぶように売れる理由

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この記事の著者

吉永 翠(編集部)(ヨシナガ ミドリ)

大学院卒業後、新卒で翔泳社に入社しMarkeZine編集部に所属。学生時代はスポーツマーケティングの研究をしていました。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/09/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/39968

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