「Trend-spice!」の使い方 ~媒体社の場合~
また、媒体社にとっても、「Trend-spice!」は有効なツールだ。
「他社はどのような広告主を集めているのか、自社の強みは何かなど、媒体研究に役立てることができます。さらに、広告主の媒体別の出稿状況も分かるので、そこから媒体に対する広告主のニーズを伺うこともできます。媒体価値を向上させるヒントが、いくらでも得られるはずです」
ライバルの媒体にどんな広告主がどのくらい出稿しているのか? 広告主としてアタリをつけた企業が過去に出稿した媒体はどこなのか? このようなデータを得ることができる。媒体の方向性を探る貴重な資料だ。
「また、時系列による出稿量が分かれば、広告主の出稿トレンドを知ることもできます。営業活動も効率良く展開できるのではないでしょうか」
(出典:スパイスボックス)
確かに、広告効果の低い閑散期に出稿を依頼しても、良い返事は得られない。媒体社にとって、これまでは広告主と代理店しか分からなかった情報が得られる「Trend-spice!」は、営業ツールとしても役立つに違いない。
広告掲載面のデータや、広告メニューデータは毎日更新される。365日24時間クローリングを繰り返して、広告キャンペーンを網羅的に取得し、最新の情報をつねにアップデートしているのだ。 取得する対象広告フォーマットもFlash/GIF/JPEG/テキストに対応している。
対象サイト数は、300を超え、対象URL数も約50000あり、出稿把握単位も掲載面からなので、ウェブ上を網羅して情報を届けてくれる。現在も対象サイト数は増加中で、「取得する広告フォーマットに動画も加えたい」と、さらなる進化も見据えている。
【注】Trend-Spice!は、株式会社スパイスボックスが提供する広告主・媒体社向けのインターネット広告出稿量調査サービス。広告会社向けには、NetStats!としてデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社が提供している。
※本記事に掲載した画面は、Trend-Spice!の利用イメージです
【参考】
・Trend-spice!(トレンドスパイス)
・株式会社スパイスボックス
・デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社