3月6日、東芝インフラシステムズは、放送機器事業におけるDXの取り組みとして、テレビ番組で扱う商品に関する放送データを小売業等に提供し、放送データがどのように活用できるかを検証する実証実験を放送局の協力の下に開始すると発表した。
同社は、放送データを自動的にメタ化・蓄積・分析して提供する放送データ☐バンク※(Enhanced Metadata of Broadcasting as a Service)というプラットフォームを開発中で、テレビ番組で紹介される情報をメタ化・管理し、各業界・業種における課題解決や機会創出・拡大を目指している。
同実証実験では、放送局の協力の下、番組で扱う商品に関する放送データを、レポート化して小売業等に提供。データを受け取った後の小売業オペレーションや、売上効果等を調査して放送データの効果を化検証する。
初期の実証実験では、放送データを手動と自動の双方で作成・比較し、自動化の精度を上げていくことで、今後の運用における最小化実現の検証を行う。
※☐(スペース):エコシステムとのデータ内容により名称を決定していく
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