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アソビュー録:顧客起点マーケティングの実践例

【第1回】How偏重のマーケティングでぶつかった限界。アソビューが顧客起点マーケティングを始めるまで

How偏重の施策の限界

 ここまでの記載でわかる通り、私はアソビューに入社して以来、一貫してデジタルマーケティングのHow(どのチャネルのどの手法で目標を達成するか)にこだわっていました

 今なら、いかにWho(顧客)の解像度が低かったかがわかります。

 「週末・または旅行先で何をしようか考え、検索エンジンを活用して探している人」といった表面的な顧客の行動や、「20代女性グループでアクティブに遊ぶ人」など会員情報のボリュームゾーンをそのまま重要顧客と定義してしまっていました。

 そして、アソビューに入社して4年目のタイミングでその時が訪れました。アソビュー!の仮説としては、毎週末のおでかけ機会・年に数度の旅行の機会に利用されるサービスになるはずが、リピート率が向上する兆しが一向に見えなかったのです。

 いよいよリピート率に向き合わなければいけないということで、私は最もわかりやすい打ち手である狭義のCRM、つまりメールマガジンの運用や、ポイント・クーポンの機能を開発します。

 ただ、自分たちの力だけでは、リピートに関する兆候を感じることができず、苦戦していました。

 私を含め、アソビューに在籍する従業員の多くが、アソビュー!を通して週末の遊び方が変わっていくことを体験していた分、なぜ会員にその変化が起こせないのか、焦る日々が続きました。

★次回予告★

【第2回】アソビューはどのように顧客起点マーケティングを実施し、それによって何がどう変わったか

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この記事の著者

宮本武尊(ミヤモト タケル)

2012年株式会社リアルワールド入社。2013年株式会社ビズリーチに入社。オンラインマーケティング、営業企画に従事。2014年アソビュー株式会社に参画。「アソビュー!」の事業管掌の執行役員を経て、2019年取締役執行役員COO。2022年10月より専務執行役員CSMO(現任)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/05/11 12:27 https://markezine.jp/article/detail/42034

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