2019年刊行の西口一希氏の書籍『たった一人の分析から事業は成長する 実践 顧客起点マーケティング』で解説されている「N1インタビュー」や「9segs」のアプローチは、今やマーケティングに従事する多くの人が知るものとなった。一方で、その実践例はあまり世に出回っておらず、“マーケティングの正攻法”というイメージが独り歩きしてしまっているように見える。本連載では、アソビュー株式会社の専務執行役員CSMOである宮本武尊氏が、顧客起点マーケティング実践のプロセスを公開。事業成長という数値的な成果はもちろん、ひとりのマーケターとして自身に起きた変化を振り返りながら紹介してもらう。
全3回:顧客起点マーケティング実践のプロセス
はじめまして。アソビューの宮本です。これから全3回に分けて、弊社の特別顧問である西口一希氏とともに、どのようにして顧客起点マーケティングを実践してきたのか、その経緯や実践プロセス、さらに成果について、可能な限り公開させていただきます。
初回は、BtoCサービスである「アソビュー!」が顧客起点マーケティングを取り入れるまでのサービス成長の軌跡とそこで直面した課題について。2回目では、西口氏の出会いと、9segs導入のプロセスを。3回目で、顧客起点マーケティングの実践ノウハウとそれによって得られた成果についてご紹介します。
自社のマーケティングを顧客起点に変革したいが上手くいかない、どう進めればいいかわからないという方に少しでもお役に立てればと思います。
様々な“遊び”を掲載している予約サイト「アソビュー!」
まず、簡単にアソビューの紹介からさせてください。当社は「生きるに、遊びを」のミッションを掲げ、休日の便利でお得な予約サイト「アソビュー!」をはじめ、レジャー業界向けのDXを推進する「ウラカタ」や、自治体向けのソリューションなど、“遊び”を中心に事業を展開しています。

今回の話の中心になるアソビュー!は、2012年にサービスをローンチしました。パラグライダーやラフティングなど地の利を活かしたアウトレジャーのほか、陶芸体験やそば打ち体験など地域に根差す文化を活かした魅力的な体験、遊園地や水族館などのレジャー施設、日帰り温泉など、様々な“遊び”を掲載している予約サイトで、いわゆるリボン図モデルのビジネスです。

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宮本武尊(ミヤモト タケル)
2012年株式会社リアルワールド入社。2013年株式会社ビズリーチに入社。オンラインマーケティング、営業企画に従事。2014年アソビュー株式会社に参画。「アソビュー!」の事業管掌の執行役員を経て、2019年取締役執行役員COO。2022年10月より専務執行役員CSMO(現任)。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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