ChatGPT利用者、普段のWeb行動は?
では、ChatGPT利用者は他に、日頃どんなWeb行動をしているのでしょうか? 基本属性に加え、利用者たちが普段利用しているアプリやサイトを見てみましょう。
下のランキングは、ChatGPT利用者が利用しているアプリのランキングです。一般的なネット利用者と比べて対象者が特徴的に利用しているサイト、起動するアプリ、検索するワードを可視化するための指標である特徴値の降順でランキング化しています。

やはり、BingやAIチャットアプリなど、類似サービスの利用が一般ユーザーと比較すると高く出ています。加えて、ビジネスメディア「NewsPicks」や多機能ビジネスアプリ「Notion」など、ハイクラス層を彷彿とさせるアプリの特徴値が高く出ていました。さらに、ChatGPT利用者の利用サイトランキングを見ると、利用アプリ傾向と近しい結果ですが、QiitaやGithubの特徴値が高いことから、特にエンジニア層が多く含まれることが推察されます。

支出先から見る、ChatGPT利用者の自己研鑽意識
ここまでで、ChatGPT利用者の基本属性や普段のWeb行動から、利用者像の解像度が徐々に上がってきました。次に、定点聴取アンケートを用いて、Web上に限らない、利用者の為人を紐解いていきます。下記ランキングはChatGPT利用者の平均支出項目ランキングです。支出額で昇降順になっています。

支出額が大きいのは、食費や国内旅行など比較的一般的な項目になっていますが、4列目の書籍の購入額で特徴値が出ています。
さらに、下の散布図は、横軸に特徴値を、縦軸にリーチ率を取った興味関心マップです。右上にいくほど、ChatGPT利用者の特徴値が高く、ユーザーボリュームが大きい項目になります。

右上にあるのは、パソコンや動画共有サイトといったIT寄りの項目に加え、マネー・投資・経済など金融関連の特徴的な項目です。このグラフから、ChatGPT利用者はマネーリテラシーが高く、自己研鑽や将来設計に熱心なユーザーだと推定できます。