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新規顧客獲得数は前月比70%+!ドコモのdADNWを活用し、自販機の売上増につなげた日本コカ・コーラ

 日本コカ・コーラはこれまで、公式アプリ「Coke ON(コークオン)」の利用を促すため、様々なキャンペーンを展開してきた。2023年1~2月には、NTTドコモ、D2C R支援の下、d払いエントリー層を対象としたポイントキャンペーンを実施。NTTドコモの会員データを駆使して行われた同施策の詳細について、3社の担当者に話を聞いた。

2022年夏に新設されたNTTドコモの「SLC」

MarkeZine編集部(以下、MZ):まずは、皆さんの自己紹介をお願いします。

永井(日本コカ・コーラ):私は日本コカ・コーラの自販機関連のベンディング事業部に所属し「Coke ON(※1)」などのデジタルプラットフォームを活用したマーケティング施策の企画を担当しています。

※1 日本コカ・コーラの公式アプリ。対応自販機と接続することで、d払いをはじめとする電子マネー決済機能や、スタンプを貯める機能などが利用可能だ。2023年8月時点でダウンロード回数は4,800万を記録している
日本コカ・コーラ ベンディング事業部 シニアマネジャー 永井宏明氏

酒井(NTTドコモ):私は、2022年夏に新設されたスマートライフカンパニー(以下、SLC)のカスタマーサクセス部に所属する酒井です。SLCでは、NTTドコモ(以下、ドコモ)の「dポイント」と「d払い」、そして独自のアドネットワークである「docomo Ad Network(以下、dADNW)」などを中心としたマーケティングソリューションを提供しています。

NTTドコモ スマートライフカンパニー カスタマーサクセス部 第二アライアンス 担当課長
酒井晃士氏

市川(NTTドコモ):私は、SLCのマーケティングイノベーション部に所属している市川です。酒井がクライアント様と直接向き合うフロントの役回りなのに対し、私はドコモが持つ会員データなどを用いて最適なマーケティング施策を提案する“プランニング部隊”という立ち位置です。

NTTドコモ スマートライフカンパニー マーケティングイノベーション部 プロデュース推進 担当部長 市川亮祐氏

椿本(D2C R):D2C Rで営業管掌の取締役をしている椿本です。今回の日本コカ・コーラ様の施策に関しては、キャンペーン広告の運用担当を務めました。なお、D2C Rはドコモと電通、NTTアドの3社が共同出資して設立したモバイルマーケティング会社D2Cのグループ会社です。

D2C R 取締役 椿本晋之介氏

三つのドコモメディアに広告配信が可能なdADNW

MZ:日本コカ・コーラでは2023年1~2月に、d払いエントリー層を対象にしたCoke ONキャンペーンを実施されたとうかがいました。キャンペーンの詳細と目的を教えてください。

永井(日本コカ・コーラ):本キャンペーンは、Coke ONでd払いをしたことがない人(2023年1月29日時点)を対象に、dポイントをプレゼントする企画です。100円以上のコカ・コーラ社製品をd払いで購入した対象者に150ポイントのdポイントを付与するため、飲料代が実質無料となります。このキャンペーンを通じて、より多くの方にCoke ONでもd払いが利用可能であることを知ってもらおうと考えたのです。

Coke ON 毎週dポイント150ポイントもどってくるキャンペーン

MZ:今回の施策ではdADNWを活用し、キャンペーン広告の配信も行ったそうですね。dADNWの特徴を教えてください。

酒井(NTTドコモ):dADNWとは、ドコモユーザーやdポイントクラブ会員など、幅広い層のユーザーに対してセグメント配信が行える運用型の広告サービスです。主に、ドコモが運営する三つのメディア「dメニュー」「メッセージS」「マイマガジン」に広告を配信することが可能です。

広告配信面の一例。D2Cによると、メッセージSには他のプッシュ型広告でリーチできないユーザーが約68%、マイマガジンには他のニュースアプリでリーチできないユーザーが約41%いるという

酒井(NTTドコモ):dADNWでは、ドコモがユーザーからの同意を得た上で取得したデモグラフィック情報やサービス利用情報、オフラインの位置情報データなどを基に、ターゲティング広告の配信が可能となります。

次のページ
ドコモデータから見えるインサイトを基に、最適な配信先を提案

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この記事の著者

三ツ石 健太郎(ミツイシ ケンタロウ)

早稲田大学政治経済学部を2000年に卒業。印刷会社の営業、世界一周の放浪、編集プロダクション勤務などを経て、2015年よりフリーランスのライターに。マーケティング・広告・宣伝・販促の専門誌を中心に数多くの執筆をおこなう。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社D2C R

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2023/09/13 11:00 https://markezine.jp/article/detail/43126

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