SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第104号(2024年8月号)
特集「社会価値創出につながる事業推進の在り方とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

CXマーケターの革新事例を探る(AD)

EC化率が高まるドモホルンリンクルで進む“パーソナライズ”――おすすめ商品の同封率が2倍に向上

すべてのお客様が「心地よさを感じる」サイト体験を実現

──ECサイトでは、何に焦点をあて、取り組みを行っていますか。

古江:元来ドモホルンリンクルは、電話での販売がメインでした。今ではECサイトで購入される方が増え、新規の方は9割、全体では半分ほどがECサイトで購入されています。

 ECサイトでは、お客様一人ひとりの細やかなインサイトを拾い、ご案内することが難しいです。そこでより柔軟なECサイト設計が求められました。

 弊社のお客様は30代・40代のお客様に多いですが、70代・80代のお客様も多くご愛用頂いています。Webサイトやスマホに慣れていない方も含めて、老若男女すべてのお客様が心地よく使えるECサイト改善を目指しています。

 その際も、私たち企画職だけではなく、お客様プリーザーからヒアリングし、一緒に企画を考えることを重視しています。データで得られる情報も重要ですが、お客様プリーザーを通して得られるお客様の声が一番大事だと考えています。

株式会社再春館製薬所 ドモホルンリンクル事業部<br />DX推進チーム リーダー 古江順氏
株式会社再春館製薬所 ドモホルンリンクル事業部
DX推進チーム リーダー 古江順氏

──こうした中で再春館製薬所さんでは、お客様のデータを活かしそれぞれに合わせたサイト設計やUI改善が行えるKARTE Blocksを活用されていると伺いました。活用の経緯を教えてください。

川口:弊社のECサイトはフルスクラッチ(独自でECサイトを構築)かつCMS化されておらず、お客様へのキャンペーンの提供や軽微な修正でもシステム部門に依頼して開発が必要でした。システム部門もリソースが不足しており、バナーひとつ変更するにも2ヵ月かかることもありました。そこでフレキシブルかつクイックに施策を行うため、プレイド社のKARTE Blocksを活用し始めました。

 元々CXプラットフォームKARTEを利用しており、多様なデータを蓄積していたことも後押ししました。

どんなサイトも導入はタグだけ。10秒で改善・A/Bテスト・パーソナライズを実行できる。
どんなサイトも導入はタグだけ。10秒で改善・A/Bテスト・パーソナライズを実行できる。
(クリック/タップで拡大)

他には存在しない、独自のサイト体験を目指して

──実際、KARTE Blocksを活用してみていかがですか。

古江:KARTE Blocksを導入して、更新管理やUIの検証が我々のチームで対応できるようになり、改修にスピードが出ました。

塩野:A/Bテストをするだけなら、他のツールでも可能です。しかしKARTE Blocksなら、顧客データを蓄積しながら、イメージした通りにお客様をカテゴライズし、その人に合わせたパーソナライズを容易に実施できます。

 注文履歴だけでなく、発送した経過日数のデータも取得。これまで活用してきたセグメント設定は、190を超えています。お客様プリーザーの対応履歴のように、ECサイト上のお客様の行動データを体験設計に活かせているのです。

株式会社ジオブレイン マーケティングソリューション部<br />コミュニケーションデザイン課 塩野恭生氏
株式会社ジオブレイン マーケティングソリューション部
CXソリューション課 塩野恭生氏

古江:我々がやりたいことは、お客様のこれまでのお付き合いやお悩みに応じて、届けたい情報を届けること。KARTE Blocksにより、我々の目指す他にはない独自のサイト体験に近づいていると感じています。

──KARTE Blocksの運用について伺えますか。

塩野:課題の抽出や施策の企画を再春館製薬所の方々に出していただいた際に、ECサイトに実装可能なものかという技術的な確認をしつつ、ジオブレインではその施策をKARTE Blocksでサイトに実装するところを行っています。実装の後は、施策のPDCAを回しています。

次のページ
「初めてのお客様にも使いやすい」UIへと手軽にパーソナライズ

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
CXマーケターの革新事例を探る連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社プレイド

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/09/17 16:43 https://markezine.jp/article/detail/44826

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング