SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第104号(2024年8月号)
特集「社会価値創出につながる事業推進の在り方とは?」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

CXマーケターの革新事例を探る(AD)

EC化率が高まるドモホルンリンクルで進む“パーソナライズ”――おすすめ商品の同封率が2倍に向上

「初めてのお客様にも使いやすい」UIへと手軽にパーソナライズ

──KARTE Blocksの具体的な活用方法と成果をお聞かせください。

塩野:初回購入されるお客様と購入経験のあるお客様では注文ステップは異なるため、お客様を迷わせる要因でした。そこで、初回と2回目以降の注文フローのステップガイドをパーソナライズ化。結果、商品選択から完了までの遷移率が0.4ポイント向上しました。

クリック/タップで拡大
(クリック/タップで拡大)

川口:また、何かアイデアがあるとKARTE BlocksでA/Bテストを実施し、効果が出たものはシステムに実装しています。おかげで、フットワーク軽く施策を試せるようになりました。お客様が注文にいたるまでのサイト内の回遊導線を分析。A/Bテストなどを駆使してお客様がサイトで迷うところを見つけ、細部のUI改善することにも活かしています。

塩野:他にも、マイページ内のポイント交換品選択エリアにて、季節のおすすめエリアを新設するのに活用しました。

 従来このページでは全ての商品を表示していましたが、ドモホルンリンクルを始めたばかりのお客様には迷いやすい状況でした。そこで会報誌の内容と連動しながら季節のおすすめ商品を紹介するエリアを新設。カルーセルのテンプレートを活用することで開発なしですぐに実装することができました。 A/Bテストを実施した結果、以前と比較してポイント交換品選択から完了までの遷移率は0.16ポイント向上、おすすめされた商品の同封率が2倍(※)となり、確かな手応えを感じられました。

(※)取材・執筆時点の2024年2月。再春館製薬所調べ
クリック/タップで拡大
(クリック/タップで拡大)

1ヵ月の施策数が3倍。やりたいアイデアがどんどん出てくるように

──KARTE Blocksを活用してよかった点を教えてください。

川口:やはり、施策を試した上でECサイトに本格導入する「小さく始める」ステップを挟める点が良いです。結果が悪かったとしてもすぐに改変できるため、地に足ついた検証をしている感覚があります。

大渕:改善にスピード感が出ました。以前は自社のECサイトにシステムを実装するとなると月に2~3件しか試せなかったものが、KARTE Blocksでは月に10~15件もの施策を行えるようになりました。色々なセグメントを切って複数の施策を同時に走らせていることが多いのですが、複数の評価を見る際にも、KARTE Blocksは検証結果が見やすいです。

クリック/タップで拡大
検証結果のデモ画面(クリック/タップで拡大)

塩野:実はアイデアをためていた方も多くいらっしゃったことがわかりました。KARTE Blocksを導入したことで、再春館製薬所のみなさんからアイデアがこれまで以上に出てくるようになりました。

大渕:僕らが発信することで「こんなこと実現できるんだ」という声が届いています。他部署から相談や要望をもらうことも増え、施策のアジャイル化が進んできています。

株式会社再春館製薬所 ドモホルンリンクル事業部<br />DX推進チーム リーダー 大渕光祐氏
株式会社再春館製薬所 ドモホルンリンクル事業部
DX推進チーム リーダー 大渕光祐氏

──最後に今後の展望をお聞かせください。

塩野:今後は連携できるデータを増やし、再春館製薬所さんの購買データと突き合わせながら、お客様ごとの行動を可視化していけば、さらに確度の高い検証ができると思います。プレイドさんとも連携を図りながら、取り組みを推進していきたいです。

川口:KARTE Blocksを活用して、ECサイトのパーソナライズ化した接客にさらに注力していきたいです。今得られる情報は購入履歴などに限られているため、まだ一人ひとりというより「こういう人」という範囲でしかセグメントができていません。今後は、肌悩みを伺うアンケートの結果やよく見ているページに沿ったご提案をするなど、よりパーソナライズを活性化できればと思っています。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
CXマーケターの革新事例を探る連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

提供:株式会社プレイド

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2024/09/17 16:43 https://markezine.jp/article/detail/44826

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング