目的を明確に、正しいKPIを立てる
──SNSの戦略立案および運用において重視していること、気をつけていることがありましたらお聞かせください。
海宝:目的を明確にし、正しいKPIを持つことです。SNSの中でもたとえば4コマ漫画とインフルエンサー漫画家の方々とのコラボレーションでは求めることが異なります。それぞれの目的を達成するためには、どの施策でどのKPIを追えばいいのかをしっかり見ています。そしてこのような定量面だけでなく、投稿に対するコメントなど定性面も見ながら次につなげています。
嶋津:実際に、4コマ漫画施策では当初は訴求別に漫画を展開していましたが、現在は4つほどに訴求を絞っています。定量・定性の両面を踏まえることで、ユーザーがどのサービスベネフィットに魅力を感じているのか推察しながら調整をしています。
──戦略立案から施策の実施までには様々なステークホルダーが関わると思います。一貫させる部分と、必要に応じて柔軟に対応する部分をどう切り分けていますか?
海宝:私たちはクライアントサイドとして、全体の戦略の中でSNSにおいて達成したいことを明確に定義します。それを実現するための部分は、ソーシャルマーケティングに深い知見のあるホットリンクさんにお任せしています。
クライアントサイドがしっかり握る部分と、フレキシビリティを持たせる部分を明確にすることが、最終的なアウトプットを最大化するために大事だと考えています。
SNS活用で変わること、変わらないこと
──今後、SNSをどのように活用されていきたいとお考えですか?
海宝:情報があふれる時代、SNSは非常に重要な役割を担っています。生活者とコミュニケーションする場としてはもちろん、私たちが生活者の今を知る場としても活用していきたいと思います。
ペイディのサービス自体が進化し続ける中、SNSの活用方法は今後も変わっていくと思います。そのような中でも、個々人がライフスタイルに合った方法で主体的に支払い方法を選択し、自分らしく、意志のあるお買い物を通してポジティブな生活を叶えてほしいという私たちの想いは変わりません。引き続きコンテンツの中でも、このことをしっかりと伝えていきたいと思います。
ここに注目!Paidy流SNS活用のポイント
Paidyさんは、どの施策においても「目的は何か」「誰に、何を、どのように届けるのか」というポイントを大切にしています。各施策の数値を追っていくと、どうしても近視眼的になりがちです。しかし、Paidyさんは「そもそもこの施策の目的は」という観点で施策を振り返り、目先の数値だけで判断するのではなく、本来の目的に沿って戦略や施策の修正を行うなど、PDCAを実行しています。
SNSマーケティングに取り組む皆様も、鳥の目、虫の目をもち、目的ありきのSNS活用を実践しましょう。
