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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

社会価値創出につながる事業推進の在り方とは?

ユーザー・小売・メーカー、誰にとっても便利なリユースを目指すLoopに聞くパートナーシップの重要性

「みんな」でやる重要性とは

──Loopのビジネスモデルは、メーカーや小売を巻き込むことが前提になっています。他社とパートナーシップを組む重要性をうかがえますか。

 リユースの取り組みを成長させるためにはスケールが必要です。私たちが提案する、使い捨て商品と同じ感覚でどこでも買える・どこでも返せるサービスが提供できれば、リユースがどんどん増えていくのではないかと思います。

 そのために企業が1社ずつ単独のシステムを作り、維持するのはいかがなものでしょうか。やはり、みんなで同じシステムを使うほうが効率もいいですし、環境負担も減ります。単独で動くよりも、みんなで動くほうがスケールしやすくなる。ですからコミュニティ、社会的にみんなで力を合わせることが大切だと思います。

──これからサステナビリティや社会課題解決と自社ビジネスを紐づけたいと考えている企業に対してアドバイスがあればうかがえますか。

 まず、単独でやることも悪くはないんです。たとえば自社店舗を持っているブランドが自分の店舗で、リサイクルやリユースのサービスを提供できます。一方、みんなが日常生活でよく行く場所、スーパーなどであれば、同じ基盤を共有したほうが経済合理性はあると思いますね。

 ですから、やり方は両方あると思います。ただ、同じインフラを使ったほうが効率はいい。たとえば、飲料メーカー10社がそれぞれ個別のトラックを使って配達するか、10社まとめて1つのトラックで配達するか。CO2削減のためにも環境のためにも、金銭的なコスト面でも、どちらがいいかは明らかです。

──ありがとうございます。最後にLoopの短期視点での目標をうかがえますか。

 年々ユーザー数も容器の返却率も向上しています。とはいえ、やはり取り扱う商品の種類をもっと増やしていかなければならないと思います。リユースのみで生活できるかと問われれば、まだできていませんから。これからも、様々な企業にLoop参画を提案していきたいと思います。

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この記事の著者

伊藤 桃子(編集部)(イトウモモコ)

MarkeZine編集部員です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2024/08/30 09:30 https://markezine.jp/article/detail/46169

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