GMOリサーチ&AIは、8月28日、同社が保有する国内モニターパネル「JAPAN Cloud Panel」のモニターを対象に、「日焼け止めに関する自主調査」を実施した。
女性は男性の3倍ほどの頻度で日焼け止めを使用
まず、直近1年間で日焼け止めを使用した人を対象に、日焼け止めの使用頻度について調査を実施。顔・体それぞれへの日焼け止めの使用頻度を性別で比較すると、部位に関わらず男性よりも女性の使用頻度が高い傾向が見られた。
顔への使用では、女性の62.5%が「年間を通して日常的に使用している」と回答。一方、男性の同回答率は21.5%となり、女性の3分の1ほどにとどまった。
また、部位による使用頻度の比較では、男女ともに体よりも顔への使用頻度が高い傾向に。このことから、顔の日焼けを気にする人が多いことがうかがえる。女性は特にその傾向が強く、美容的な観点も日焼け止め使用の動機になっていると考えられる。
8割近くが「長時間屋外で過ごす日」に日焼け止めを使用すると回答
続いて、顔・体それぞれに日焼け止めを使用する人に対して、使用場面を尋ねた。その結果、「長時間屋外で過ごす日」が、顔への使用が85.8%、体への使用が79.5%と最も高い使用率となった。
また、「屋内から出ない日」についても、19.9%の人が顔に使用すると回答。このことから、室内でも紫外線が完全にカットされないという認識が広まっていることや、日焼け止めをスキンケアの一環として捉えられていることが推測される。
日焼け止めで重視するポイントは効果の数値が最多に
最後に、「屋内から出ない日」「一時的に屋外に出る日」「長時間屋外で過ごす日」のそれぞれの場面で顔に日焼け止めを使用する人を対象に、各場面で使用する日焼け止めについて重視するポイントを調査した。
すると、どの場面でも、「日焼け止め効果の数値(SPF/PA)が高い」「価格」「塗り心地」が上位3位にランクインしたことがわかった。
場面別に4位以降を見ると、屋内から出ない日では、「肌にやさしい、敏感肌でも使用できる」の回答率が23.3%で高い結果に。一方、長時間屋外で過ごす日の場合は、「汗や擦れに強い」が23.3%となり、肌負担の少なさ以上に耐久性が優先されている。このことから使用場面によりニーズに違いが生じていることがわかる。
【調査概要】
地域:日本国内
回答者数:4,980人(本調査:1,657人)
対象:15~99歳の男女
期間:2024年8月8日~2024年8月9日
方法:オンライン調査
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