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「実践企業に学ぶ オウンドメディア成功の秘訣」イベントレポート

OB訪問を生配信、選考対策動画を自社公開 サイバーエージェント人事が語る、採用コンテンツのDXと改善

 現在、サイバーエージェントでは「採用コンテンツDX」プロジェクトが進められているという。採用成果につながる新しいコンテンツ作りには何が必要なのか━━。メディアプラットフォームで知られるnoteが主催するイベント「実践企業に学ぶ オウンドメディア成功の秘訣」をレポートする本連載。今回はサイバーエージェントで新卒採用広報の責任者・田内貴大氏へのインタビューの様子をお届け。採用成果の最大化を目指すという同プロジェクトの背景や、採用オウンドメディアの運用、自社YouTubeチャンネルのコンテンツ作りについて語られた。

自発的なインプットを促し、働くワクワクを最大化する採用広報

━━サイバーエージェントさんは幅広い事業を手掛けているイメージです。新卒採用では、どのような職種を採用していますか?

 サイバーエージェントの新卒採用領域には、三つの採用コースがあります。営業や企画、人事、広報などといった幅広く活躍するフィールドがあるビジネスコース、多岐にわたる開発業務を担うエンジニアコース、そしてデザイン、映像等を手掛けるクリエイターコースの3種類。現在私が担当しているのは、最初に挙げたビジネスコースです。

株式会社サイバーエージェント
採用戦略室 母集団広報責任者
田内貴大氏

 1996年7月生まれ。東京都出身。新卒でサイバーエージェントに入社、1年目から新卒採用に従事。母集団形成、クロージング、内定者育成業務を経験後、現職。入社3年目にバーチャル空間での入社セレモニーを責任者として担当。現在は、母集団形成領域では、自社・他社イベントの企画・登壇。広報領域では、採用オウンドメディアの運用をはじめ、自社YouTubeチャンネルのコンテンツをメインに、採用成果を最大化させるための「採用コンテンツDX」プロジェクトに挑戦中(公式の紹介ページ)。

━━なるほど。ビジネスコースの採用広報では、具体的にどのような取り組みをしていますか?

 「採用コンテンツを通して、採用成果を上げる取り組み」を強化しています。

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 サイバーエージェント内にはたくさんの事業が存在するため、一度の会社説明会や社員面談では会社全体の魅力を伝え切ることが難しいんです。そのため、採用コンテンツを通して事業領域の広さや仕事のやりがい、具体的な業務内容といった「サイバーエージェントという会社の幅と深さ」をまずは伝えていきたいと考えています。

━━サイバーエージェントさんは事業や社員の数が多い分、それらの情報を漏れなく伝えるためのコンテンツ作りが必要であると。

 そうですね。それに最近の学生の視聴態度は、事前に指定されたコンテンツだけを見るのではなく、自分で興味を持ったコンテンツを回遊しながら視聴するスタイルに変化してきているため、学生の自発的なインプットを「動機づけ」するようなコンテンツも作成しています。

 また、基本的には学生向けに発信しているコンテンツではあるのですが、事業やカルチャー、ナレッジを動画化することは「資産の蓄積」にもつながるため、社員にもぜひ見てほしいんです。特にサイバーエージェントには社員総出で採用をするというカルチャーがあるため、人事だけではなく社員全員が会社の事業やカルチャーについて紹介できることが重要であり、そのような人材を育成するためにも採用コンテンツは一役を担っていると言えます。

二つのページにコンテンツを集約 視聴習慣に基づいて動画を活用

━━なるほど。採用コンテンツ作りを強化して、学生だけでなく、社員にも情報を届けていると。

 おっしゃる通りです。そしてそのような狙いで作った採用コンテンツは、採用ホームページ内で、「Video Library」と「People」の二つのページに集約させています。

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 「Video Library」のページには、学生の視聴習慣から考えて、平均10分ほどで見られる動画コンテンツを掲載。互いにミスマッチなく採用を進めるためにも、サイバーエージェントの大きな柱である「広告・メディア・ゲーム」の事業についてしっかりと理解してもらい、私たちの会社に魅力を感じてもらえるようなコンテンツを作成するようにしています。

 また、もう一つの「People」のページには、サイバーエージェントで働く社員のインタビュー記事を掲載しており、入社年度やガクチカ(学生時代に力を入れたこと)といったキーワードで自分に近い人を探せるようになっています。

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note株式会社(noteカブシキガイシャ)

 わたしたちは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォームnoteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、メンバーシップでファンや仲間からの支援をうけたり、ストアでお店やブランドオーナ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2024/11/01 08:30 https://markezine.jp/article/detail/47300

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