ブランドの共感度や認知度、リピート率も好調!
MZ:これまでお話しいただいたお取り組みを通して、実現した成果や気づきをご紹介いただけますか。
綿引:当社の調査によると、ブランドへの共感度は発売直後の2018年時点で約7割でしたが、2024年は約85%まで上昇しています。直近の認知率は50%まで上がっているので、今後は「選ばれ続ける」状態までお客様の愛着を高めていきたいですね。売り上げの面では、ベーシックラインは105%と伸長し続けている他、2021年に発売したリンスインシャンプーが120%以上と大きく成長しています。

また2023年の7月~12月のリピート率は、他のブランドの商品も含めた上位30アイテム中で、ベーシックラインの詰替用が1位に。リンスインシャンプーの詰替用も3位となりました。ブランド全体でのリピート率の高さは、販売店様からもご評価いただいております。
MZ:伸びているリンスインシャンプーについて、開発のきっかけも教えてください。
綿引:「頭を泡立てた泡でそのまま体も洗えたら楽だな」というN1の気づきが起点です。時短のための製品ではありますが成分に妥協はせず、髪がきしみにくい上に顔も体も洗える、“プラスアルファ”のある製品として作りました。
洗う時間を短くできれば、親子で湯船にゆっくり浸かったりお風呂の後に一緒に本を読んだり、楽しめるコミュニケーション時間の提案につながります。発売時には、お風呂上がりに読める絵本をつけたセットも展開しました。
また、ボディソープの発売後には、シャンプーのトライアル率が大きくアップしました。カテゴリーが違っても、ブランド内でこのような相乗効果があることも、新たな発見でした。
ママたちの「マストアイテム」を目指して
MZ:最後に、今後取り組みたいチャレンジや展望をお話しいただけますか。
綿引:現在、クラシエ全体の「未来が生まれる教室」というプロジェクトとして、お子様との接点を持つための小学校への出張授業や、販売店様でのイベントの実施などに取り組んでいます。ブランドコンセプトを軸として確立できているからこそ、商品の枠組みを飛び出した取り組みやチャレンジでカテゴリーを広げることもできます。今後も、お客様との接点を増やしていきたいですね。
また、シャンプーシリーズは2024年の「マザーズセレクション大賞(一般社団法人日本マザーズ協会主催)」を受賞しました。これは子育て期のママ・パパが便利で役に立つものに投票して選ばれており、純粋想起を評価軸にした賞です。認知度のさらなる拡大を目指し、いずれはママたちのマストアイテムになれるよう、ブランドを拡大・成長させていきます。

綿引:ブランド自体の展開においても、既存商品の育成や新たなカテゴリーへの拡大などを続けてまいります。親子のバスタイム時間を豊かにし、コミュニケーションを増やすことに貢献できるブランドであり続けたいです。
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