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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

業界キーパーソンと探る注目キーワード大研究

マルチタスク世代の心をつかむ!『LEE』が描く、読者中心の「雑誌・デジタル・EC」の三位一体戦略とは

雑誌不況をどう乗り越えるか? LEEが考える、雑誌の本質的な価値

──最後に、少し話題を変えて、LEEのブランド戦略についてお伺いさせてください。LEEでは、ここ数年の雑誌ビジネスのダウントレンドをどう捉えられ、それを乗り越えるためにどのような戦略を取られているのでしょうか?

 まずは、冒頭に申し上げた雑誌・デジタルメディア・ECの三位一体戦略でタッチポイントを広げていくことを目指しています。特に「ブランド力」が今後ますます重要になると確信しています。LEEはその「世界観」に共感して読み続けてくれる読者が多く、“年齢”にとらわれない誌面づくりを目指しています。実際に「LEEはなかなか卒業できない」という声も多いです。

 また、雑誌の強みは「セレンディピティ」を提供できることだと思っています。SNSで自分にカスタマイズされた情報ばかり見せられる状況に飽きている方、情報過多な世の中に疲れている方も多いのではないでしょうか。雑誌では「何となく興味がある」という曖昧な気持ちから始まり、「こんな商品があるのね」という新しい情報との出会い、気づきが生まれることもあります。

 このように雑誌は様々な情報をつなぐハブとしての役割を果たしていると感じています。雑誌で見つけた情報をきっかけにLEEマルシェに行けば「自分の好きなものが集まっている」状態を体験していただくこともできるでしょう。この点を私たちの大きな強みとして発展させていきたいと考えています。

 何よりもLEEが大切にしたいのは読者の皆さんの声を聴くことです。今後も読者に寄り添ったコンテンツづくりを続けていきます。

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この記事の著者

和泉 ゆかり(イズミ ユカリ)

 IT企業にてWebマーケティング・人事業務に従事した後、独立。現在はビジネスパーソン向けの媒体で、ライティング・編集を手がける。得意領域は、テクノロジーや広告、働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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2025/04/08 09:30 https://markezine.jp/article/detail/48736

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