数値以上の価値。施策の精度を飛躍させた「検証レベルの進化」
MZ:数値面以外で得られたメリットもあれば教えてください。
江崎(タイミー):広告運用の「検証レベル」が格段に上がったと感じています。これまでは遷移先が同じだったため、バナーの訴求内容くらいしか検証できませんでした。しかし今回は、求人ごとに遷移先を変えられるため、「どんな求人」と「どんなワーカー」の相性が良いのか、といった深い分析が可能になったのです。
大西(CyberACE):クリエイティブ面でも多数検証を実施しました。バナー画像は10種類から50種類まで増やし、実写訴求から(タイミーにおいて)効果の高いイラスト訴求への差し替えも行いました。
江崎(タイミー):広告テキストにおいても、エリアや時給など、求人情報のどの要素を訴求すればワーカーの反応が一番いいのか検証を重ねました。データを自由に編集して媒体側に送信できる、データフィードならではの工夫のしどころだったと感じます。
LINE広告とYahoo!広告が統合へ。新プラットフォームが拓く未来
MZ:今回の成果を踏まえ、今後Yahoo!広告を使って挑戦したいことについてお聞かせください。
江崎(タイミー):まずは、今回の取り組みで得られた知見をベースに、さらに深いユーザー理解と配信精度の向上を目指したいですね。検証のレベルが一段階アップしたといえども、まだまだ道半ば。どのようなユーザーにどんな求人が好まれるのか、今後もLINEヤフーのデータを活用しつつ、解明していきたいと思います。
本田(タイミー):事業全体としては、マッチングの「質」と「量」をさらに向上させていきたいです。たとえば「ワーカーからの評価が高い求人」「事業者から評価の高いワーカー」のデータを分析し、それを広告に連携していくことで、プラットフォーム全体のマッチングを高めていくことができるのではないかと考えています。
MZ:代理店として、今回の成功事例を今後どのように展開していきたいと考えますか。
大西(CyberACE):ディープリンクやデータフィードを活用した今回の事例は、その成果の大きさから既に当社内でも話題になっています。このナレッジを活かして横展開を進め、人材業界を盛り上げていけるような代理店として今後も尽力していきたいと思います。
MZ:最後に、Yahoo!広告としての今後の展望や最新情報などがあれば教えてください。
田中(LINEヤフー):「アプリデータを活用した動的ディスプレイ広告」はまだまだ新しい取り組みです。事業に大きなインパクトを与える顕著な数値が現れた今回の成功事例を基点にして、他業種でもお役に立てるよう、積極的に支援領域を広げていきたいです。
なお、2026年春頃にLINE広告とYahoo!広告はプラットフォームを統合し、「LINEヤフー広告 ディスプレイ広告」として提供を開始します。配信環境の一元化にともなって、メディアを横断したユーザー行動や配信結果データを収集できるようになり、機械学習モデルの性能改善が想定されます。広告効果の向上、配信効率化も見込まれますので、ぜひご期待ください。
(左から)CyberACE 安達 凛太郎氏、サイバーエージェント 辻本 祥生氏、CyberACE 大西 敦士氏
LINEヤフー 田中 いづみ氏、タイミー 江崎 百佳氏、タイミー 本田 朋史氏
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