Spotify広告は「世界観をまとわせる」のに最適
━━今回の審査全体を通じて、Spotify広告の「現在地」をどう感じられましたか。
佐藤:人間の耳は時代に合わせて進化しているな、と感じました。ナレーションを処理しながら、背後の音楽やSEから文脈を読み取り、瞬時に頭の中で映像を保管する。リスナーの想像力を刺激し、スイッチをカチンと入れる。そんな高度なコミュニケーションが、Spotifyなら可能です。
嶋:まさに、販促広告でありながらブランド広告でもある、という二律背反を両立できるメディアの可能性を感じました。スペックの説明を超えて、ブランドが持つ「空気感」や「世界観」をまとわせて伝える。これは映像よりも、むしろ音声の方が向いているのかもしれません。
橋本:クリエイターの方々が、音声という制約の中で自由にチャレンジされているのが伝わってきました。若手のソーシャルネイティブなクリエイターが、これまでのラジオの文法とは違うアプローチでイノベーションを起こしているのも、非常にポジティブな変化です。
2026年、Spotify広告のクリエイティブをさらに進化させる
━━最後に次回以降の「Spotify Hits」に期待することを教えてください。
佐藤:シンプルに「見たことがないもの、聴いたことがないもの」に期待したいです。大きなチャレンジだけでなく、既存の文法をちょっといじってみるような、繊細なグラデーションのチャレンジも歓迎したいですね。
嶋:制約があるからこそクリエイターは燃えます。生成AIや新しい録音手法の活用、あるいは「この瞬間のリスナーの気持ち」といった聴取シーンへのこだわり。まだまだアイデアのボタンはたくさんありそうですね。
橋本:世界的に見ても、日本はSpotify広告でリスクを取って新しいことに挑戦している国だと言われています。これからはポッドキャスト文脈でのクリエイティブな挑戦も増えてくると嬉しいですね。音声から新しいカルチャーが生まれるたくさんの瞬間と、今年のHitsで出会えるのが今から楽しみです。

