この夏もっとも話題となったあのサービス
この夏いちばん“ホット”だったウェブサービスといえば、なんといっても8月5日未明に日本版が突如開始された「Googleストリートビュー」だろう。これほど賛否両論を巻き起こしたサービスも珍しい。Yahoo!トレンドワードの感情分析を見ても、いまだに2~3割のネガティブ感情(悲しい&怖い)が見られるようである。(参考:ストリートビューといえば ブログチャンネル - Yahoo!トレンドワード)
もっとも2~3割というのは、Googleストリートビューに数多くのブログが反対意見を表明して、百家争鳴という状況だった8月を思うとなんとなく少なすぎるような気もする。
実際、人力検索はてな、livedoor リスログ、こっそりアンケートといったネットのアンケートサイトでも、不安派・反対派が、問題なし派・賛成派を上回り、アイシェアのリサーチでも不安視しているひとが多いという結果が出ている。
【関連情報】
Googleストリートビューは…… - 人力検索はてな
Googleストリートビュー プライバシー侵害だと思う? - livedoor リスログ
結果発表 - ストリートビュー - コッソリアンケートβ
「Google ストリートビュー」約7割がプライバシーの侵害に不安抱く - アイシェア リサーチ
ということは、パッと見では「これすげー!」「おもろー!」的に好印象を与えがちなインパクト大はGoogleストリートビューだが、よくよく考えてみれば「これヤバくね?」というか、「プライバシーが心配ですか?」と聞かれればそりゃ「心配ですよねー」と答えがちなアンビバレントなサービスといえよう。
犯罪に利用されるという不安もあるが、先行する米国でもプライバシー侵害として訴訟は何軒か抱えているようだが、今のところ犯罪幇助的な話題はなさそうである。
いつ撮影されたかもわからないし、視点もある程度限られるので、犯罪というリスクを犯すならちゃんと足を使ってリサーチしたほうがいいよね、ということかもしれない。