Google=スマートなサービスのイメージだが…
そもそもGoogleストリートビューが、これまでのGoogleのサービスと異なるところは、Google自身が物理的にデータを作成して回っていることである。
もともと、検索サービスを軸に展開してきたグーグルだけに、ネット上に広く大量に存在する既存のコンテンツを検索ワードによって秩序立てたり、ほかのコンテンツ(あるいは広告)と結びつけたり、メールやカレンダーといった情報整理のツールを提供したりといったデータの“寄せ”を生業としてきた。
その際に利用するデータそのものは、ネットからクロールしたり、ユーザーが作ったり、企業から買ってきたりすることがほとんどで、ストリートビューがベースとしているGooleマップのサービスにしても、もともとの衛星写真や地図情報といった一次データはTerraMetricsやゼンリンが提供している。
すでにあるデータに、使い勝手のよい検索インターフェイスなどをかぶせて提供する、いかにもウェブ2.0っぽいスマートさがGoogleのクールさにつながっているといえよう。
【参考情報】
TerraMetrics TruEarth Satellite Imagery and 3D Terrain Models
ゼンリンデータコム
ゼンリンデータコムがGoogleローカルに地図情報の提供を開始! | ゼンリンデータコム
ところが、Googleストリートビューは、Google自身が物理的に車を走らせ、映像データを作成している。