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四家正紀のネオコミュニケーション遊談

「Perfumeってネット上で大騒ぎでしたね。なぜでしょう?」
チャット遊談で2008年を勝手に振り返る


「消費者」とはなんなんだ?

いし
ですね。今までは、消費者をターゲットしていたのに、今は消費者がターゲットするというパワーバランスの変化。
四家
それってもう「消費者」じゃないですよね。
いし
いや、それこそが消費者なんじゃないかと。
四家
うーん。そこはちょっと異論。「消費者」って本来は、企業が商品・サービスを買ってもらうために存在する言葉だと思うので。そっからは完全に外れてるんじゃないかと。
いし
消費者という言葉をキープしてよいと思うのは、やっぱりみんな勝手なんですよw、いわゆるファン層とか応援団とかじゃないと思うんです。参加はするけど、消費者的な身勝手さは残っている。最近流行の「生活者参加型のマーケティング」なんかとはまったく違う。
四家
そこは分かるんですけど、勝手といいつつ 編集とか共有とか制作なんてことはもう「消費者」としての行為ではないと思うけどなあ。
いし
ぼくはそれすらも消費だと思っているんです。消費の一部。
四家
いや、おっしゃることは分かるんです。ただここはちょっとはっきりさせておきたいのは、やっぱり今年は消費者庁構想がでてきて、首相が変わったら今度は野田聖子がでてきて、あんな形で一私企業を踏み潰すようなことをやった。法律も何もないのに。
いし
個人的にはそこは政治の危機感なんだと思います。
四家
政治だけじゃなくて「消費者の代表でございます」っていってる人たちの危機感でもあるんですよ。いまだに消費者庁つくれーって「消費者の代表」がいうとるわけですよ。
いし
そうですねw
四家
こういう人たちがまた「安心して使えるインターネットを実現してください」とか言うんですよ。だから、単なる定義の問題ではあるんですけど、Perfumeのライブレポートをログにしたり、それを編集したり、アイマスのキャラにPerfumeの曲を歌わせた人たちと、ひたらすら金使って消費するだけの守旧派の「消費者」を同じ言葉で括りたくないなあと(参考:YouTube - Perfume アイマス)。まあ、Perfumeの話を長くなりそうなので、其の2では、毎日新聞騒動などに触れてみたいと思いきますかね。

おまけ

 MarkeZine編集部です。さてさて、2008年はPerfume話からはじまったネオコミュ対談ですが、対談の様子をちょっとだけお見せしちゃいます。

対談には、スカイプチャットを利用しています

 
テキスト整形は以下の感じで加筆修正

Perfumeの次はどんな話が飛び出したのか。其の2、其の3は以下からどうぞ。

其の2~「毎日新聞騒動は、マスメディアの没落を象徴していましたね」 チャット対談で2008年を勝手に振り返る
其の3~「『ブル返し』ってこれからのコミュニケーションを読み解くキーかもね」 チャット対談で2008年を勝手に振り返る

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この記事の著者

四家 正紀(シケ マサノリ)

株式会社カレン次世代ビジネスリサーチ室長。インターネット広告の草創期からWebマーケティングに携わり、現在はカレンにて次世代販促コミュニケーションについての研究活動と、ブログマーケティング・ブロガーリレーションズ案件のプロデューサーとして活躍。寄稿、講演多数。 ブログ カレン次世代ビジネスリサーチ室ブログ

著書

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2009/01/05 11:54 https://markezine.jp/article/detail/6181

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