リゾームマーケティングに関する記事とニュース
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テクノロジーの権力から抜け出せるか 「DX」と「UXと自由」が導く、エンパワーメント
2020年7月に刊行した話題の書籍『アフターデジタル2 UXと自由』。本コラムの著者である有園氏は、同書から、ニーチェやフーコーの思想的な系譜との関連性を見出し、テクノロジーの権力まで彷彿したという。
312020/09/09 -
2020年、現実となったマクルーハンの予言 データとUXと自由、その主権とインテリジェンスの意味
著者である有園雄一氏の体験告白から始まる本コラム。不思議体験かと思いきや、その思考の枠組みは情報の認知・非認知という視点を経て、デジタル主権の背景と真意にまで到達する。
1212020/08/05 -
NHK電波返上とコロナ不況の影響 電通「2019年日本の広告費」に潜む「UXインテリジェンス」の課題
「BBCが電波を返上するという噂がある。NHKの同時配信も電波返上への準備に過ぎないという人もいる」。電通総研のラウンドテーブルという会議後の立ち話だった。この噂を私が耳にしたのは、2018年。その後、業界関係者に聞いた話によると「BBCに関する噂は事実である。もちろん、『今すぐに』ということではなく、2034年をターゲットに据えて同社のDistribution & Business Developmentという部署で検討を進めている」らしい。テレビ局は、なぜ、電波を返上しなければなら...
832020/05/15 -
アドテクが違法になる日、「UXインテリジェンス」が必要になる
これは架空の物語である。「あなたは永遠の命を手に入れることができます。あなたのサイボーグを作りたいのです。あなたのすべてのデータをコピーさせてください」と神が耳元でささやく。さて、あなたは、自分自身のすべてのデータを差し出すだろうか?
1792020/03/17 -
Facebook「リブラ」と電通「マイデータ・インテリジェンス」の思想は同一か
「AISASモデル」の考案者である秋山隆平氏を訪問した際、「広告業界の仕事、電通の仕事も、いずれなくなっていく。そのときどうするか?」と投げかけられた有園氏。その答えとして閃いたのが、個人を基軸にした情報とお金の流れのビジネスモデルの構築だった。電通グループの情報銀行「株式会社マイデータ・インテリジェンス」の設立と、Facebookの暗号通貨「Libra(リブラ)」に共通する思想とは?
2372019/09/25 -
Googleは、Disruptee(破壊される側)になったのか?IoT広告の可能性と罠
昨年のイスラエル出張の夜。ひょんなことからテルアビブ市内のレストランでイギリス人、イスラエル人とディナーをともにする機会を得た。GDPR、ブロックチェーン、IoT広告、コネクテッド輸送手段……彼らとの会話の中で、次世代の広告モデルの輪郭がうっすらと見えてきた。本稿でそれを示す。
332019/03/11 -
変化を見せる海外マスメディア 日本も強固なビジネスモデル構築を急ぐべき
マスメディアが自社の定義を変えざるえない局面が訪れている。日本の文化を育んできたのは、テレビ、新聞、雑誌、ラジオといったマスメディアであることは疑う余地はないが、ビジネスモデルが脆弱だ。強固なビジネスモデルを作りあげることこそ、次世代へも影響力を残すことができる。
792018/12/20 -
Googleは情報/データを喰らう怪物だ データの世紀、AI時代における新しい経済構造
「データは現代の石油」。昔から一部では言われていたことだが、いよいよその認識が広まってきた。データの世紀に突入し、人工知能の普及・活用が進む中で、経済構造全体の枠組みが変化しようとしている。今後の経済のあり方を、マイデータ/情報銀行の枠組みを活用した例で示したい。
1462018/11/19 -
土俵際の既存放送ビジネス、起死回生の鍵はテレビ同時配信/プログラマティックTV/マイデータにあり
民放テレビが岐路に立たされている。近い将来に既存のビジネスモデルが崩壊するのは明らかであり、今まさに次世代のビジネスモデルを描くタイミングだ。テレビ同時配信、プログラマティックTV、マイデータの三位一体で、民放テレビビジネスの未来を占った。
2392018/10/17 -
広告の鬼・吉田秀雄の偉業を再び マイデータ・情報銀行の仕事をゼロから創りあげる
先日、電通グループは新会社「株式会社マイデータ・インテリジェンス」を立ち上げた。設立の背景にはデータ社会の到来を見据え、中長期的な観点から新たなビジネスモデルを構築するという狙いがある。「仕事は自ら『創る』べきで、与えられるべきでない」。吉田秀雄氏のようにゼロからの市場創造に今挑むべきタイミングだ。
1372018/09/21 -
テレビCM崩壊前夜、「イノベーションのジレンマ」に陥っている暇はないのだ
テレビの影響力に陰りが出てきていると言われて久しい。ネット広告費がテレビ広告費を抜くのは時間の問題であり、ビジネスモデルを転換する必要性に迫られているが、その歩みはなかなか早まらない。いまこそ関係者は一丸となって次世代のビジネスモデル構築に取り組み時期ではないだろうか。イノベーションのジレンマに陥っている暇はないのだ。
902018/05/18 -
メタップス、Preferredなどの気鋭の経営者たちが注目する「分散型思考」と信用構造の変化
昨今「分散型」というキーワードを耳にする機会が増えた。従来からある中央集権型思考とは真逆の価値観が世の中に広がりつつあり、社会のリゾーム化もこの流れと地続きだ。本稿では自律分散型モデルの象徴であるビットコインを代表とした仮想通貨の登場に触れつつ、信用構造の変化について述べている。一見マーケティングに関係ない話に聞こえるかもしれない。しかしこの変化は社会全体の変化であり、まさにメディア/マーケティング領域にも広がりつつあるのだ。
962018/04/27 -
あなたは知っているか?「T型フォード」と「初代 iPhone」が転回したマーケティングの歴史
2007年1月9日。「Macworld Expo 2007」で「初代 iPhone」が世に出た。それ以来、私たちの生活は大きく変わったと感じる人が多いだろう。電車内ではほとんどの乗客がスマホを使っている。毎朝、目にする風景だ。 2007年を境に、何かがあきらかに大きく変わった。その変化は社会全体をいや世界中を巻き込んでいる。その変化を捉える手助けとなるのがリゾームへの理解だ。今回はリゾームの「つながりがある(connected)」、「動きがある(active)」 という2つの特徴について言及し...
712018/03/09 -
AISAS提唱者、元電通顧問秋山氏との会食から3年……代理店はリゾーム化社会と対峙せよ
AI、ロボティクス、IoT、音声認識……テクノロジーの進化が止まらない。ソサエティー5.0という言葉も生まれるなど、社会のあり方が急速に変わりつつある。その中で企業のマーケティングはどう変化していけばいいのか。それを読み解くカギは「リゾーム」にある。本連載ではリゾーム化社会および、その社会に対応するために必須なリゾームマーケティングについて論じていく。
1412018/02/16