博報堂DYホールディングスは、AIやボットを排除し人間にだけ広告を配信する人間認証型アドネットワーク事業を行う新会社「Ads for Humanity」を設立した。あわせて、個人情報を共有せず実在の人間であることを証明できる技術「World ID」を活用した広告商品「Human-Verified Ad」の販売を開始した。
同取り組みの背景には、国内外で深刻化するアドフラウドの問題がある。AI技術の進歩により、人間と見分けのつかない高度なボットを誰もが容易に運用できるようになり、不正な広告接触の排除が困難になっている。また、広告の配信と効果測定の仕組みそのものが機能不全に陥るリスクも抱えている。非人間トラフィックの増加は広告効果に関するデータに人間以外の行動を混入し、配信アルゴリズムの誤学習や広告成果の低下を招きかねない。
そこで、博報堂DYグループは2025年にTools for Humanity CorporationおよびLG Electronics Inc.と共同で、人間のみに広告を配信するアドネットワーク「Human-Verified Ad Network」の実証実験を実施。広告主10社、3,500人超のユーザーが参加し、従来型のWeb広告と比較してCTR(クリック率)は約10倍に向上、直帰率は約15ポイント改善するなど、高い広告効果を確認した。同結果を受け、人間認証型アドネットワーク事業を本格推進するため、新会社を設立するに至った。
なお、「Human-Verified Ad」は、Hakuhodo DY ONEのマーケティングソリューション「WISE Ads」を通じて配信され、。ディスプレイ広告、インフィード広告、動画広告に対応可能。今後は、サービス事業者との連携を通じた認証ユーザーの拡大と、媒体社との協業等による配信面の拡充を目指す。
【新会社概要】
社名:株式会社Ads for Humanity
設立:2026年4月15日
所在地:東京都港区赤坂5-3-1
代表者:森田英佑
資本金:5千万円
株主:株式会社博報堂DYホールディングス(100%出資)
事業内容:人間認証型アドネットワーク事業
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