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あの先進企業に密着!第2回「リクルート」

マイ・ファースト・リクルート「進学カンパニー」の強み
40年蓄積した調査データを元に、業界を牽引する

 リクルート特集第一弾は、「リクルート進学カンパニー」を取り上げます。マイ・ファースト・リクルートとして、高校生の進路にかかわるすべての人たちに情報提供を行う進学カンパニー。蓄積した調査データを元に、業界全体を動かしています。

マイ・ファースト・リクルート「進学カンパニー」のビジネス

 「人生の節目におけるマッチング」をテーマに、さまざまな事業を展開するリクルート。その中で、高校卒業後の進路選びを支援するサービスを展開するのが「リクルート進学カンパニー」だ。ビジネスモデルは大学・専門学校側から広告収入を得て、進学する高校生に情報を届けるというもの。

リクルート進学総研 所長
小林浩氏

 「高校卒業後の学校選びは、自立するために自分で行う、最初の選択といっていいでしょう。つまり、『リクルート進学ブック/ネット』は、『マイ・ファースト・リクルート』というわけです。その岐路にあたり、情報提供を行うことで、よりよい進路選択を支援するのが、『リクルート進学総研』のミッションです」と、リクルート進学総研 所長の小林浩氏は語る。

 進学総研は、その名のとおり、進学カンパニー内で「総合研究所」の役割を果たす。高校生の進学に関するさまざまな調査を行なっており、そのデータは進学カンパニーが運営するメディアで活用されるのはもちろん、同社が新たなビジネスを生み出す基盤にもなっている。

 大学・専門学校において、4月になれば放っておいても大量の学生が入学してきてくれたのは昔の話。それぞれの個性を打ち出し、自ら生徒を獲得しにいかなくてはならない時代だ。

 もともと進学カンパニーは、広告クリエイティブ制作の際に、学校側の魅力を見つけ出し、強みとして打ち出していく、いわばコンサルティング的なかかわりをしてきた。生徒獲得競争が激しくなるにつれ、より多くの学校が、より深いかかわりを求めるようになってきたのである。

 広告主へのメリットを追求するうちに、いつしか業界全体を導く存在となった進学カンパニー。広告モデルの情報誌は、今後どのように変化していくのか。現在の事業内容を詳しく見ながら、探っていこう。(次ページへ続く)

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この記事の著者

伊藤 真美(イトウマミ)

フリーランスのエディター&ライター。もともとは絵本の編集からスタートし、雑誌、企業出版物、PRやプロモーションツールの製作などを経て独立。ビジネス系を中心に、カタログやWebサイト、広報誌まで、メディアを問わずコンテンツディレクションを行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2011/12/21 08:00 https://markezine.jp/article/detail/14821

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