ソーシャルメディアを活用したSUUMOのブランドコミュニケーションとは? リクルートのブランドチームリーダーがその戦略とノウハウを公開します。第2回は中長期的戦略でソーシャルメディアを活用するまでの経緯と、経営層にソーシャルメディアの威力を体感させた事例を紹介します。
従来のマーケティング手法への危機感から、中長期的な戦術としてソーシャルメディアを選択
企業としてソーシャルメディアを活用しようと考えた時、最初に気になるのは、どれくらいの人的パワーとコストがかかるのかということではないでしょうか。SUUMOのプロジェクトに関して言うと、人的パワーは実質3~4人、実施コストもTVCMに代表されるマスメディアにおける広告宣伝費に比べると少額です。
ソーシャルメディアに投資するだけの予算はどこの企業でも用意できるはずですが、投資に対する効果が売上など目に見える形で現れにくいため、経営陣の承認を得ることが難しい企業も多いかもしれません。大切なのは、中長期的なブランド戦略にもとづいてソーシャルメディアの活用目的や手法を考えていくことです。
第1回目の記事でもお話させていただいたように、低頻度商材である住宅を扱うSUUMOは、接触する機会が限られている検討層だけをターゲットとしたマーケティングに限界を感じていました。欲求が起きるトリガーがカスタマー側にあるからこそ、住宅への欲求が顕在化していない段階から長期的なつながりを築いていくことが大事であり、中長期的なブランド戦略のもとにソーシャルメディアをいかに活用していくかを考えたのです。
具体的には、マス広告によってSUUMOに興味を抱いていただいた潜在層の方々を、ソーシャルメディアによってどれだけ受け止めることができるか。その興味に対する受け皿を最大化させるため、Facebook、Twitter、スマートフォンゲーム、mixi、GREEと、国内のソーシャルメディアツールを網羅的に活用していこうと考えました。
会員登録無料すると、続きをお読みいただけます
新規会員登録無料のご案内
- ・全ての過去記事が閲覧できます
※プレミアム記事(有料)は除く - ・会員限定メルマガを受信できます
- ・翔泳社の本が買える!500円分のポイントをプレゼント
この記事は参考になりましたか?
- SUUMOに学ぶソーシャル×ブランドコミュニケーション連載記事一覧
- この記事の著者
-
田島 由美子(タジマ ユミコ)
株式会社リクルート 住宅カンパニー 企画室 ブランドマネジメントグループ ブランドチームリーダー。
2000年株式会社リクルート入社。入社以来Webサイトの編集、ポータル提携、集客などインターネット関連業務を担当。現在はTVCMなどのマスコミュニケーション、リアルイベント、ソーシャルメディアを活用したS...
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
