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世界各国のマーケターがSLCに集結!「Adobe Digital Marketing Summit 2013」

「CMOの役割は、ブランドメッセージを決定し、ビジネスの結果まで落とし込むこと」Adobeが描くデジタルマーケティングの未来図とは?


IBMやOracleの進出で賑やかになるデジタルマーケティング業界、Adobeの戦略は?

Q:IBMやOracleがデジタルマーケティング業界に進出してきたことに対しての見解は?

 「私たちが興味を持っているのは、カスタマーエクスペリエンスというユーザー体験の部分です。デジタルマーケティング領域におけるカスタマーエクスペリエンスとは、ビデオや写真などのコンテンツが非常に重要です。

 そしてコンテンツという領域において、弊社は長年培ってきた歴史と、Adobe Creative Cloudを持っています。そこを理解していることが私たちのアドバンテージです。

 そしてもう一つ、Adobe Marketing Cloudにおいて全てをインテグレーションできます。27ものツールを、シンプルに5つのソリューションにまとめました。CMOやマーケティング担当者がテクノロジーを考える時に、シンプルに理解できるようにしたことが私たちの強みです」(ロニ・カオ・スタークさん)

(左)米アドビ システムズ社 社長 兼 CEO シャンタヌ・ナラヤン氏
(右)米アドビ システムズ社 SVP 兼 CMO アン・ルネスさん

 またこれと同様の質問に対して、他のセッションで同社のSVP 兼 CMOのアン・ルネスさんは「IBMやオラクルはITの会社です。そんな彼らと違って、私たちは彼らよりもマーケターやクライアントのニーズをより深く理解しています」と答えていた。

 そして、同社 社長 兼 CEOのシャンタヌ・ナラヤン氏は「私たちはクリエイティブのDNAを持っています。それによって、他社にはないソリューションをクライアントに提供することができます。今後、このデジタルマーケティング業界に競合他社は増えてくるでしょう。もちろんそれは意識していますが、私たちとしては他社にはないユニークなビジョンを持っています。それがAdobe Marketing Cloudで提示しているビジョンであり、他社を大きくリードしています」と語った。 

 今回のSummitにおけるアドビの主たるメッセージは、組織や会社の壁を越えたマーケターとクリエイターの共同作業の効率化、デジタルアセット管理の合理化、モバイル対応の強化の実現及び重要性であった。

 その中でも特に、アドビが得意とするクリエイティブ領域とデジタルマーケティング領域の統合という点は、この市場に参入してくるIBMやOracleなど各社への、アドビのアドバンテージに直結するのか。この視点に留意しながら、今後も競争が激化するデジタルマーケティング業界の動向を引き続き追っていきたい。

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

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MarkeZine(マーケジン)
2013/04/10 14:23 https://markezine.jp/article/detail/17433

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