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「こんな業務アプリがあったらいいな」をカタチにするサイボウズの「kintone」(AD)

増殖するExcelファイル。連絡はメール、Skype、チャット。サイバーエージェント社員が語る「シゴトの現場、あるある!」座談会

仕事をするときに大切なこと

— 仕事をするうえで皆さんが大切にしていることは何でしょうか。

谷井 一番大切にしているのは、ユーザーが本当にそのゲームを楽しめる設計になっているか、ということ。例えばガチャでカードの提供割合を決めるのですが、確率に合わせるのではなく自分が本当に引きたいと思うガチャなのか、というのを一番気にしています。無理やり確率に合わせたようなガチャなんて自分はお金を払って引きたいと思わないです。ワクワクして、楽しそうなガチャになるような数値にしていきます。もちろん自分でも実際に課金して楽しさを確認します。

 レベルデザインって気を抜くと“作業”になっちゃうんですよ。ゲームバランスは完璧なのに、実際触ってみると面白くないゲームになってしまうことがある。いかに面白いゲームをつくるかというところから入っていって、あとでバランスが成り立つようにする。「こんなゲームバランスならずっとやっていたい」と思ったり、「こんなカードが欲しい」と思うようなパラメータを作る。ただし、自分のやりたいようにやるのではなくユーザーの状況もあるし、ゲーム事業としての優先すべき施策もある。常にそこは瀬戸際ですね。

武内 私は社内で人と仕事をすることが多いんですが、だれが見てもわかる資料ということはすごく意識しています。私はB型で、おおざっぱで、適当なタイプだったんですが(笑)、新入社員のときに「お客様に出す資料は、トップの人が見ても、現場の人が見てもわかる資料であることが大事」ということを叩き込まれました。それが自分の中でモットーになっています。

 自分が作業をする資料は汚くてもいいと思うのですが、チームに見せる資料や上に上げる資料は、だれが見てもわかるし見やすいということを意識しています。自分の中の「この色が好き」というこだわりがあっても、その色を嫌いな人もいると思ったら使わない。だれが見てもわかりやすいっていうのはすごく大事だなというふうに思います。

田宮 僕のところには「こういうデータを出してください」とか、「これが見たいんです」という依頼が来るんですが、「なぜそれを見たいのか」ということを必ず問うようにしています。

 たとえば「サービスに新規登録した人の投稿数とコメント数を出してください」と言われて実数を出しても、新規登録が多い日、少ない日がある。そういうときは「実数を出すのではなく、率で見ないとだめでしょ」と言うように、何が見たいのか明らかにさせます。単純に数値が増えてる減ってるという部分で見ると、数値を読み違えて施策を間違った方向にもっていかれることがある。また、現状把握のための数値なのか、施策のための数値なのかをはっきりさせて依頼を受けるようにしています。

こんなアプリがあったらいいな

— 今回は、サイボウズの業務アプリサービス「kintone」が活躍しそうな、シゴトの現場での課題について語っていただきました。kintoneは、アプリストアで必要なアプリを入手するだけでなく、プログラミングの知識がなくても簡単にアプリを作れたり、高度なオリジナルアプリの開発にも対応しています。

 最後に、業務で使っているツールの不便な点をうかがって、こんなアプリがkintoneにあったらいいな、というアイデアをおうかがいしたいと思います。

谷井 私は資料作成のルールに非常に気を使っています。 Excelの「この色はやめて」くらいだったらまだいいのですが、 私の業務の場合、小数点の切り捨て/切り上げによって大きな違いが生まれます。 切り捨てないと確率で「1」違ったときに大事故につながります。 僕はTRUNC関数で切り捨てにしないとダメだと言ってるんですけど、 Excel上は「1」になっているので問題ないと思っていたら、よく見たら「0.5」を四捨五入していたりということがある。そういうのは本当に避けたい。

— レベルデザイン専用のツールがほしいと思いますか?

谷井 あれば良いのですが、ゲームによって設計が違うので、やっぱりExcelが一番良いのかなと。

田宮 僕は複数のプロジェクトに関わっているのでプロジェクト管理が気になりますね。社内では、Redmine、ChatWork、Excelとプロジェクトごとにツールがまちまち。Redmineは開発者向けのツールなので、自分が見るべきところがどこなのかわかりにくい。フィルタを使う手もあるとは思うんですけど。それでもしっくりこないですね。スケジュールなどの管理・情報共有には、サイボウズのグループウェア「ガルーン」が入ってるので、それを使っているんですが。

武内 連絡手段が人によってバラバラなところに少し不便さを感じています。いまはメールとChatWorkを使っていて、急ぎのときはSkypeを使い、SkypeのIDがわからない人は Facebookのメッセージを送ったり……。営業時代はメールしか使わなかったのですが、Ameba事業本部では、よりコミュニケーションのスピードを重視して、Skypeを使い、重要な資料を送るときにメールを使うという人が多いようです。みんないろんなツールを知っていて、自分が使いやすいものを利用しているからこそそうなるんだと思うのですが、全部のメリットが合わさっ た全員が共通して使えるツールがあれば理想ですね。

田宮 僕はSkypeはやめてほしいな(笑)。でも、ツールを統一するとなると、社員が2000人もいると宗教戦争みたいになるんですよ。

武内 わたしはChatWork派なんですが、田宮さんに断られてしまいました(笑)。

— 自分の業務にぴったりのツールがほしいけれど、みんなが使える汎用性のあるツールも大事ということですね。「kintone」は、スマートフォンのアプリストアのように、多様なアプリが用意されていますし、カスタマイズもできるので、ぜひ新しいアプリを開発してほしいですね。

 それにしても、サイバーエージェントのパワーの源を見た気がしました。決してツールに頼ることなく、ひとりひとりの心遣いやちょっとした一手間が、よいサービス、ビジネスのスピードを生むということを実感しました。本当に今日はありがとうございました!

業務アプリを使える・作れるクラウドサービス「kintone」

 「kintone」は、cybozu.comが提供するクラウドサービス。webデータベース型のビジネスアプリケーションを自由に設計することができます。

 アプリケーションの設計や運用設定は基本的にマウス操作のみで完了。これまで、表計算ソフトや紙・メールで行われていたデータ共有、ワークフローの受け渡し、業務上のやり取りをアプリケーションと呼ぶひとつのツールに集約し、日常的に発生する様々なコミュニケーションをアプリケーション・プロジェクトチーム・個人などの切り口で可能にします。

 

 クラウドサービスだから、どこからでも、どんな端末からでもアクセスできるのもありがたいですね。「kintoneアプリストア」では、「部署別」「利用シーン別」などのカテゴリからアプリを探せます。利用料金は1ユーザーあたり月額880円から。

 

 kintoneについての詳しい情報は、こちらの製品ページをご覧ください。

 また、具体的な活用シーンとアプリの紹介は、MarkeZineのこちらの記事をご覧ください。

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2013/10/23 19:37 https://markezine.jp/article/detail/18502

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