SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

米国ネット広告収益は2014年上半期に過去最高の231億ドル、モバイルとソーシャルが成長

 IABと調査会社PwC USは20日、「IAB internet advertising revenue report」を発表。2014年上半期の米国インターネット広告収益は前年比15%増の231億ドルとなり、上半期の過去最高を記録した。

 広告主のトップ3は、小売、金融サービス、自動車。これらで広告収益全体の半数近くを占めている。また、2005年から2014年までの第2四半期の収益推移を見ると、リーマンショックが起きた2008年の翌年に落ち込んだ以外は前年を上回る成長を続けており、この10年間の年平均成長率は16.4%となっている。

 モバイルの収益は前年同期比76%増の53億ドル。うち、27億ドルがモバイル検索、25億ドルがモバイルディスプレイ、1億300万ドルがその他のフォーマット。ディスプレイ関連広告のひとつであるデジタルビデオは、前年同期比13%増の15億ドル。検索は前年同期比4%増の91億ドル。ディスプレイ関連広告全体の収益は65億ドル(前年同期比6%増)となり、デジタル広告収益全体の28%を占めた。

 ソーシャルメディアの収益(ソーシャルネットワーキングおよびソーシャルゲーミングのウェブサイトとアプリを含むソーシャルプラットフォーム上で配信される広告)は、前年同期比58%増の29億ドル。

 モバイル収益の成長は早く、シェアの推移をみると、2012年上半期に9%、2013年上半期に15%、2014年上半期で23%に達した。モバイルは複数フォーマットを含むため、その他の広告フォーマットのシェアを浸食している。

 検索は以前として最大の広告収益を上げているが、モバイルとモバイル検索の成長を受けて、そのシェアを縮小している(モバイル検索はモバイルカテゴリに分類されるため)。モバイルの影響を受けてシェアが微減となったのは、検索、ディスプレイ、デジタルビデオで、クラシファイド、リード・ジェネレーション、リッチメディアはそのシェアを維持している。

 収益のプライシングモデルについては、CPMが34%、パフォーマンスが65%、ハイブリッドが1%とほぼ前年同期と同じ結果になった。パフォーマンスは2006年にCPMを抜いて以降、主要なモデルであり続けている。

【関連記事】
2013年、米国のインターネット広告収益が初めてテレビ放送を抜く【IAB調査】
英国で急成長するソーシャルメディア広告、そのほとんどはFacebookへ
2013年上半期の米ネット広告売上は過去最高の201億ドル、モバイルと動画広告が躍進【IAB調査】
10代の半数以上が音声検索を毎日活用、その利用シーンとは?【Google調査】
KDDIら、新しいモバイルインターネット体験を創出する「Syn. (シンドット)」構想を始動

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
関連リンク
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2014/10/21 15:00 https://markezine.jp/article/detail/21133

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング