拡散するコンテンツ、浸透するコンテンツ
もうすっかり季節は、冬ですね。僕は、ようやく掛け布団を使い始めました。
はじめに、最新の仕事を少し紹介させてください。
若手注目アーティストの“えもと ゆうすけ”氏(Enjoy Music Club)とコラボして、ミュージック・ショートフィルム『ドリーマー』というのをつくりました。
不動産・住宅情報サイトのHOME'Sさんのお仕事だったんですが、日本の「通勤疲れ」を題材に、首都圏近郊の電車で丸2日かけて撮影してきました。
世界の人たちからすると、この居眠りの光景って「ジャパニーズ is クレイジー!」らしいです(笑)
歌詞にちょっとした仕掛けがあるので、探してみてください!
さて、今回は「拡散するコンテンツ、浸透するコンテンツ」というテーマで、コンテンツを拡散させるために事前に徹底的に考えるポイントと、最後にもう一段階進んだ”浸透していくコンテンツ”という考え方について解説します。
まずは、コンテンツを拡散させるために考えるべきこと。これは、普段僕が企画をする上でとても大事にしている部分でもあります。
ポイントはコンテンツの“入り口”と“出口”という考え方です。
入り口編:分かりやすく引きのあるタイトルとサムネイル
まずは、コンテンツを見てもらわないとはじまりません。具体的に動画に例えるなら、“再生ボタンを押してもらえるか?”となるのですが、YouTube上の動画でいうと、判断材料はタイトルとサムネイルしかありません。ユーザーはその2つで、これは見るべきコンテンツなのかを判断します。
そのため、まずタイトルとサムネイル(一枚画)がもっとも大事です。例えば、過去に僕が企画した動画は以下のとおりです。
まず、入り口で引きのあるタイトルとサムネイルで、おそらくこんな興味・関心を抱いて再生ボタンを押してくれると想像してタイトルを考えています。
「どんな凄まじい雪道の事故映像なんだろう??」
「え?こんなかわいい子のハプニング・・・見たい(ゴクリッ)」
「世界最速??(笑)ホントに成功すんの?」
ここに引きがないと再生ボタンを押してもらえません。このタイトルとサムネイルは、FacebookやTwitterのタイムラインに上がった時も同様です。
その他にも、なるべくタイトルはシンプルに短く一言で言えるもの、それとタイトルっぽいタイトルをつけるようにしています。
それは、このコンテンツを全員が迷いなく同じ呼び名(タイトル)で呼んでもらうことで、「伝えやすい」「検索しやすい」ということが理由にあります。
コンテンツが多少話題になると、オンラインでもオフラインでも「◯◯◯見た?」というような会話が生まれます。その際にコンテンツが「伝えやすい」「検索しやすい」呼称に定まっていないとそこで伝播ロスを起こしちゃうのです。
そこをきっちり定めておくと、あとで気になって検索した際に、スムーズにコンテンツまでたどり着ける、そんなメリットがあります。
細かなところで言うと、「雪道コワイ」は敢えて他の検索語と区別するため、SEO的に“コワイ”をカタカナにしたりしています。
入り口編まとめ
- 引きのある“タイトル”と“サムネイル”
- 伝えやすい、検索しやすい、タイトルらしいタイトル