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新体制となったビデオ広告DSPのチューブモーグル プレミアム性を担保し日本市場へさらなる攻勢

キーワードは「プレミアム」

MZ:米TubeMogulでは半年前、プログラマティックテレビを開始されました。これも先進的な取り組みだと驚きましたが、軌道に乗っていますか?

ブレット:ええ、順調です。テレビCMをビッティングで売買しているわけですが、それも含めて我々のソリューションも現在どんどん増やしている状況です。クロススクリーンの時代が始まっていますし、当社の技術をもってクロススクリーン時代のコミュニケーションに貢献したいと考えています。

スーザン:テレビの仕組みは国によって業界の慣習などが違いますが、日本でも多様化する消費者への対応には力を入れていきたいと考えております。

MZ:先ほど、日本市場での導入企業数はいまだ右肩上がりだとうかがいましたが、TubeMogulのビジネスを伸ばすにあたり直近の課題は何でしょうか?

近藤:日本市場では、新しい施策に積極的なアーリーアダプターといえる企業が一通り着手し、さらに追随する企業が使い始めてスケールの兆しが見えてきているという状況です。言い換えれば、キャズムを超え、アーリーマジョリティの企業に導入され始めている段階だと捉えております。

 そういった企業にビデオ広告を使っていただくためのキーワードが、「プレミアム」です。先ほども少しお話ししましたが、当社のDSPは広告掲載面にこだわり、ブランディングを実現できるプラットフォームを成立させています。その点を知っていただき、トライアルを促すことが直近の課題ですね。

モバイルでのプレミアムなビデオ広告をいかに増やすか

MZ:確かに、ブランド企業にとっては掲載面がプレミアムであることは重要ですね。その傾向は、米国でも同じですか?

ブレット:そうですね。プレミアム面に出稿したいというニーズは高いです。

MZ:ほかに、日本での課題はどのようなものがありますか?

スーザン:もうひとつの課題は、やはりモバイルです。今や消費者は、テレビよりモバイルに接触する時間の方が長くなっていますが、なかなかそれに見合うだけモバイル広告が定着しているかというと、ちょっとまだバランスが取れていないと感じています。広告主や広告会社がモバイルにあてる予算を考えても、そうですね。

MZ:ユーザー行動を考えれば、もっとモバイル広告が充実し、予算が割かれていてもいいと。

スーザン:ええ。逆にいえば、モバイルにはまだ大きなチャンスがあります。そこで当社でも、モバイルビデオのプレミアム在庫をいかに増やすかを模索しています。近い将来、モバイルの在庫がPCの在庫を上回るという予測も出ているので、確実にニーズはあると考えています。

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米国本社も日本市場を重視、サポート体制を強化

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

押久保 剛(編集部)(オシクボ タケシ)

メディア編集部門 執行役員 / 統括編集長

立教大学社会学部社会学科を卒業後、2002年に翔泳社へ入社。広告営業、書籍編集・制作を経て、2006年スタートの『MarkeZine(マーケジン)』立ち上げに参画。2011年4月にMarkeZineの3代目編集長、2019年4月よりメディア部門 メディア編集部...

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【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2015/08/26 11:00 https://markezine.jp/article/detail/22907

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