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ビッグデータから読み解くニューストレンド考察

広報&マーケター必読!データから読み解く、プレスリリースが記事になりやすいタイミング


 自社のサービスや取り組みを、世の中に向けて発信するプレスリリース。プレスリリースがきっかけとなり、様々なメディアに「ニュース」として取り上げられることで、世の中に情報を発信していくことができます。本連載では、Webニュース記事のビッグデータをもとに、ニュースのトレンドを考察していきます。第1回目は、“プレスリリースの配信タイミング”に視点を当て、記事になりやすいプレスリリースのポイントを解説していきます。

 こんにちは。プレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」の伊藤です。@Pressでは、企業に代わり、製品やサービス・事業等に関する発表情報であるプレスリリースを様々なメディアへ効果的に配信し、記事に取り上げてもらうためのサポートをしています。また、企業の情報がどのようなメディアに取り上げられたのか調査・報告する「@クリッピング」という調査サービスを展開しています。

 本連載では、@クリッピングが保有しているWebニュース記事のビッグデータをもとに、ニュースのトレンドを考察していきます。今回は、よりメディアに取り上げられやすい“プレスリリースの配信タイミング”について解説していきます。

全てのプレスリリースが読まれるわけではない

 メディアには、1日に数百件ものプレスリリースが届きます。その全てが記事になるということはなく、タイミングによってはたとえ魅力的なリリースであっても、読まれない可能性もあります。そのメディアの読者・視聴者にとってより魅力的な場合は、他の企業のリリースに掲載枠を取られてしまうことも……。また、メディアの記者の時間も有限ですので、全てのプレスリリースに目を通しているわけではなく、受け取る量が多い日には、読まれずにゴミ箱行きになってしまう可能性も高くなります。

ポイント:ライバルが少ないタイミングを狙う!

 プレスリリースを記者に読んでもらい、他の企業に掲載枠を取られないようにする。そのためには、ズバリ“ライバルが少ないタイミング”を狙うことです。ライバルが少ないタイミングに配信することで、記者に自社のプレスリリースを読んでもらいやすくなります。

 つまり、「ライバルが少ないタイミング≒プレスリリースの数が多くない」とも言えます。日本国内におけるWebニュース記事の総数と、プレスリリースの総配信数を併せて見ていくことで、記事になる可能性が高く、ライバルが少ないタイミングが見えてきます。

配信の狙い目は「連休がある月」

 日本国内における2015年4月~2016年3月のWEBニュース記事数と配信されたプレスリリースの比率をグラフにしてみました(※)。

※調査対象
ニュース記事:@クリッピングで調査が可能な1,500以上のニュースメディア内の記事
プレスリリース:日本国内の有料プレスリリース配信サービスから配信されたプレスリリース

 前述のとおり、プレスリリースから記事掲載を獲得するポイントは“ライバルが少ないタイミング”。つまり、Webニュース記事の数に比べて世の中に出回るプレスリリースの量が少なくなる時期に配信をすることが効果的だといえます。よって、狙いどきは「8月」「1月」となります。(5月については後述します)

 8月と1月は、いずれも大型連休がある月。連休期間の周辺は、記事の数に比べてプレスリリースの数が少なくなっています。マクロでみれば狙い目といえる3つの月ですが、連休周辺のプレスリリース配信の効果はどうなのでしょう。

 ゴールデンウィーク、お盆休み、年末年始の周辺では「いつプレスリリースを出したら良いかわからない」という声も多く聞きます。2015年度の実例を見ながら、連休周辺でプレスリリース配信に適したタイミングはどこか、解説していきます。

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この記事の著者

伊藤 哲弥(イトウ テツヤ)

ソーシャルワイヤー株式会社 @Press事業部 副事業部長 1988年生まれ。大学卒業後に編集プロダクションでの勤務を経て、現職。プレスリリース配信サービス「@Press(アットプレス)」において、マネジメント業務やマーケティング施策の実施、セミナー登壇や営業まで幅広く行う。■@Pressについて 日本で一番記事や取材につながるプレスリリース配信サービス。すべてのプレスリリースに、専用の担当者をアサインするシステム...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2016/04/20 18:54 https://markezine.jp/article/detail/24270

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