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転換期におけるデジタルマーケティング(AD)

コンテンツの“施策”軸では測れない価値 “人”軸のカスタマージャーニー分析で記事広告の効果が明らかに

因子分析により記事広告の指標を3つに集約

MZ:カスタマージャーニー分析を密に行うと、コンバージョンの手前に広告がどう影響しているか、ここまで細かく分かるのですね。

足立:ええ。「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じで、コンバージョンから逆算してプランニングすれば、より潜在層の獲得を増やしたり、それにつながる指標を見つけることができると思います。

 購入などの直接的なコンバージョンだけでなく、例えばブランディングであっても得たい結果、商品理解や好意度等を設定して逆算することで、得たい結果につながる中間指標を見つけていくことができると考えています。

MZ:もうひとつ、因子分析という分析も行ったとのことですが、こちらを担当した松本さんから簡単に内容を紹介いただけますか?

松本:因子分析とは、たくさんある要素を、相関性からいくつかにまとめて分析する手法です。今回は、PVから読了率まで20ほどの効果測定指標のうち8つを、因子分析によって「キニナル因子」「ヨンデル因子」「モウイイ因子」の3つにまとめて、効果を把握しやすくしました。これについてはAll Aboutのコンテンツマーケティングに特化した情報サイト「Content Dig」に詳細を寄稿しています(記事詳細)。

MZ:たしかに、どの指標をどの程度重視すべきかが分からないという声はよく聞きます。こういった分析が可能になると、メディア側も効果を提示しやすくなりますね。

叶内:そうですね、コンテンツの改善策も考えやすくなるので、ありがたいです。記事広告の切り口の検証にも使えると思います。

コンテンツ評価から新たな訴求の切り口を発見

MZ:今回のようなコンテンツの価値の可視化に対して、広告主として鎌さんはどんな手応えがありましたか? 今後の展望も含めてお聞かせください。

鎌:今回も1カ月半の検証期間を取りましたが、通販では基本的にユーザーのLTVが重要な指標になるので、長期的な視点で顧客との接点を考える過程でこうした見直しをして、配信面やターゲットユーザーを最適化していくプロセスは非常にいいと思っています。

 今後もネットで将来の新規顧客を探りつつ、直接的にはマス広告からの獲得がメインなので、テレビCMからのネット流入やその後の行動をさらに包括的に把握して、施策の改善ができるといいですね。

足立:まさに広告主のそうした声を反映して、テレビCMの効果も紐付けて検証できるアドエビスの機能バージョンアップ版をリリース予定です(参考情報)。ターゲットによってはまだまだテレビCM起点のビジネスモデルも多いので、テレビによってWebコンバージョンが何件発生しているかがテレビ“枠”単位で瞬時に分かるようにしていきます。

テレビCMの効果を測定!TVエビスの詳細は<こちら

松本:このような分析機能の課題も、今回の企画を通して分かったことのひとつです。よりユーザー行動に寄り添って細かくジャーニーを追えれば、長期の顧客育成施策も充実させられると思います。

業界初!人軸分析を可能にする「カスタマージャーニー分析」

 今回の分析で使われた「アドエビス・カスタマージャーニー分析」はあらゆるユーザーの行動を可視化し、マーケティング施策を適切に評価できる、アドエビスの新サービスです。詳細は<こちら

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MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2018/01/22 12:56 https://markezine.jp/article/detail/25029

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