マイクロアドの子会社であるエンハンスは、製造業界に特化してインターネットサービスを展開するアペルザと業務提携を行い、製造業従事者に特化したターゲティング広告「FOCUS-M(フォーカス・エム)」の提供を開始した。
エンハンスはこれまで、プログラマティック広告取引を中心としたメディアサイドの収益化支援事業を行ってきた。一方、アペルザはインターネットを活用し、新しいものづくりの産業構造の構築を目指したインターネット事業を展開している。
今回提供開始される「FOCUS-M」は、アペルザが製造業向けに展開するインターネットサービス「Cluez(クルーズ)」「aperza(アペルザ)」などの専門情報サイトと連携を行い、製造業エンジニア約20万人のユーザーデータを元に、企業が対象ユーザーのニーズに合わせた広告訴求を可能としている。
広告は、エンハンスが提供する各種広告プラットフォームを活用したメディア収益化支援サービス「Publisher Trading Desk」が提携する他の専門メディアや、大手法人向けメディアの広告スペースへ配信する。
また、同取り組みにおいては、ビジネスメディア出版社、ダイヤモンド社が展開するデジタルメディア「ダイヤモンド・オンライン」とも協力し、同社が保有するオーディエンスデータとの連携を行い、ユーザーデータに対する精度向上を目的とした共同研究と、広告配信枠の両軸での連携を行っていく。
今回の連携により、広告主は広告訴求するユーザーを限定し、製造業に特化したイベント情報や、新製品情報など、専門的なクリエイティブを作成し広告配信を行うことができる。
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