デジタル広告の対応範囲/広告フォーマットの違いと役割1~3
ファネルの全体像の中で、下図の青色部分がデジタル広告の対応範囲です。一方で赤色部分は、デジタル広告以外のソーシャル・CRMの対応範囲です。青色部分を中心に、代表的な広告メニューの違いと役割について解説します。

1.ディスプレイ(1.非認知層・認知層、2.潜在層【興味関心・理解促進】向け)
Webサイトやアプリ内の広告枠に画像、テキスト、動画形式で広告掲載する手法です。広告枠に画像形式で広告掲載するバナー広告や、テキスト形式で広告掲載するテキスト広告、動画形式で表現力豊かなクリエイティブで訴求するリッチメディアなどが、ディスプレイの代表的の広告フォーマットです。
ディスプレイでの代表的な広告フォーマットと広告メニュー
- バナー広告(純広告):Yahoo! JAPAN(ブランドパネル トリプルサイズ、ブランドパネル エキスパンドスクリーン)、MSN Japan(MSNホームウィンドウ)など
- バナー広告(ADNW):Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)、Googleディスプレイネットワーク(GDN)、i-mobile、nend、nex8など
- バナー広告(DSP):AdRoll、CRITEO、DoubleClick Bid Manager、FreakOutDSP、KANADEDSP、MicroAd BLADEなど
- リッチメディア広告:Yahoo! JAPAN (トップインパクト、ブランドパネル エキスパンドスクリーン)、MSN Japan (MSNホームゲート)など
- テキスト広告:Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)、Googleディスプレイネットワーク(GDN)など
2.動画 (1.非認知層・認知層、2.潜在層【興味関心・理解促進】向け)
動画ファイルをWeb広告枠やSNSのフィード内に配信するアウトストリーム広告と、YouTubeなどユーザーが視聴している動画コンテンツの前半、中間、後半分に広告を配信するTrueViewなどのインストリーム広告が代表的な広告です。
動画での代表的な広告フォーマットと広告メニュー
- ビデオ広告(アウトストリーム広告):YouTube(デスクトップビデオマストヘッド)、Google AdWords (TrueView動画広告) 、Facebook広告(動画広告)、Instagram(動画広告)、SmartNews (Premium Video Ads)、グノシー(Premium Ads Video)など
- ビデオ広告(インストリーム広告): Yahoo!JAPAN ビデオ広告(インストリーム)、Google AdWords (True View動画広告)など
3.ネイティブ (1.非認知層・認知層、2.潜在層【興味関心・理解促進】向け)
メディアコンテンツにデザインや広告フォーマットが同化したタイプの広告です。記事風にコンテンツを編集したタイアップ広告・記事広告が代表的です。
また、TwitterやFacebookのタイムライン上に広告を表示するインフィード広告や、メディアのコンテンツの内にレコメンド形式で広告を表示するYahoo!コンテンツディスカバリーなど、レコメンドウィジェットと呼ばれる広告フォーマットもあります。
その他特殊なフォーマットとしては、LINEの企業アカウントであるスポンサードスタンプなどが代表的です。
ネイティブでの代表的な広告フォーマットと広告メニュー
- ネイティブ(タイアップ広告・記事広告):All about(ガイド編集タイアップ)、グノシー(Native Ads)、トレンダーズ(ソーシャルトレンドニュース)など
- ネイティブ(インフィード広告):Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)、Facebook広告(リンク広告、リード獲得広告)、LINE (LINE Ads Platform)、SmartNews (Standard In-feed)、グノシー(Native Ads インフィード)など
- ネイティブ(レコメンドウィジェット):Yahoo!コンテンツディスカバリー、logly lift、Outbrainなど
- ネイティブ(特殊フォーマット):LINE(スポンサードスタンプ)など