メールの件名に車名を入れて、開封率アップ!
――メール配信で工夫していることはありますか?
丹:まず、お客様にメールをお読みいただけたかを「Cuenote FC」のメール開封率の計測機能で分析しています。メールの種類にもよりますが、開封率は30~40%といったところでしょうか。
古関:一斉配信メールに近い内容のものは、一般的に開封率は10~15%程度と言われていますので、かなりいい反応ではないかと思いますね。
丹:お客様はメールの件名で開くかどうかを判断されます。これまで行ってきた工夫の中で特に効果を感じたのは、件名にお客様の車名を入れてお送りするものですね。たとえば、プリウスに乗られているお客様には件名に「プリウスの自動車保険♦新サービスをはじめます♦」などというように、件名から興味を持っていただけるようにしています。
竹内:お伝えしたいことをたくさん書いたメールをお送りしたほうがいいのか、要点だけのシンプルなものがいいのか、いろいろなテストを繰り返しています。
実際にメールを配信して、結果の比較をA/Bテストで行うなど、日々工夫を重ねていますが、配信タイミング・クリエイティブ・メールの目的・お客様の属性などによって効果は様々です。今後も、よりお客様のニーズに合ったメッセージをお届けできるよう、改善を繰り返していきたいと思っています。
――今後の展望について聞かせてください。
丹:弊社からお客様にお送りしているメールは、お客様のご契約の状態やお客様の特性によって、大きく分けて2種類あります。ご契約の更新時期をお知らせするなどお客様毎に個別にお送りしているメールと、災害情報のように一斉にお客様へお送りしているメールです。特に後者の場合は、「Cuenote FC」の強みである大量配信機能を最大活用したいと考えています。
加えて、お客様への情報発信をより強化していきたいです。たとえば、新たなサービスを展開するときに既存のご契約者様に対してもメールでタイムリーにご案内するなど、こちらからお客様との接点を作っていきたいと思います。そういうときに、「Cuenote FC」が武器になるのではないでしょうか。
――ユミルリンクさまに期待することは何かありますか?
丹:トラブルが起こるとお客様にご迷惑をおかけしますし、企業のイメージダウンにもつながりかねないので、システムの安定稼働は大命題です。今回新サービスを導入して数ヵ月が経ちますが、まったくトラブルがありません。引き続きよろしくお願いしたいと考えております。
――最後に、マーケティングの統括的な目標を聞かせてください。
竹内:まだ「自動車保険=イーデザイン損保」というイメージの定着には程遠いと思っています。広く弊社のことを知っていただいて、自動車保険のご検討のタイミングで弊社を思い出していただくようにしたいですね。また、弊社のWebサイトに来訪していただいたお客様に対して、より密なコミュニケーションがとれるような取り組みを強化していきたいと考えています。