フリューが運営する女子高生・女子大生の動向調査・研究機関『GIRLS’TREND(ガールズトレンド)研究所』は、2017年9月に「ソーシャルメディアに関する意識調査」を実施した(サンプル数:157)。
調査対象はいずれも、フリューが運営するプリントシール機で撮影した画像を取得・閲覧できるサービス「ピクトリンク」会員の女子高大生となっている。
インスタ映えを意識したきっかけは「オシャレな一般人の投稿」
Instagramの利用状況について調べたところ、女子高生・女子大生の85.4%がInstagramを利用しており、利用者の68.7%がインスタ映えを意識して写真の投稿を行っていることがわかった。
インスタ映えを意識し始めたきっかけは、「オシャレな一般人の投稿(69.6%) 」が最も多く、芸能人やインスタグラマーを抑えての第1位。自分でもできそうだという身近な憧れ感が、Instagramの利用動機に結びついたようだ。
さらに、インスタ映え条件を調査したところ、おしゃれ・かわいい・画像加工・綺麗・カラフル・統一感・色合いといったポイントが上位にランクインした。
毎日使うSNS、InstagramがLINEやTwitterに迫る
1日1回以上使うSNSアカウントについて聞いたところ、第1位はLINE(98.1%)、第2位はTwitter(84.0%)、第3位はInstagram(77.6%)となった。持っているアカウントについても同様の順位だった。
第3位のInstagramに関しては、1日1回以上使う割合が前回調査(2016年4月)より約30ポイントも上昇。この1年で利用が急速に増えたことがわかる。
Instagram利用者の約4割、「おしゃれな日常の発信」が目的
TwitterとInstagramについて、それぞれの利用目的を調査したところ、いずれも第1位は「友だちの投稿を見るため」、第2位は「趣味の情報収集のため」となり、主な目的は両者共通して情報収集であることがわかった。
一方で、Instagram利用者の43.3%が「自分のおしゃれな日常を発信するため」と回答したのに対し、Twitter利用者ではわずか8.5%と、大きな差があった。また、Instagram利用者の77.6%が、自身の投稿に対する「いいね」の数を気にしている。
そして、“誰が「いいね」を押したか”についても、Instagram利用者の64.2%が「気にしている」と回答。Instagramを利用する女子高生・女子大生の多くは、“おしゃれさ”や自身の“情報発信力・影響力”を意識している結果となった。
【調査概要】
調査期間 : 2017/9/6(水)~2017/9/29(金)
調査方法 : インターネットアンケート
調査対象 : プリントシール画像共有サイト「ピクトリンク」会員の
女子高校生、女子大学生など(高専生、専門学校生、短大生を含む)
有効回答数: 157サンプル
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