Shop Japanで実施した、ユング心理学を使ったクリエイティブ改善
一般的なクリエイティブ改善は、ABテストを繰り返し勝ちバナーを決め、それの横展開でコンバージョン数などの効果を改善します。この手法は、勝ちパターンもしくはそれに近いクリエイティブが刺さるターゲットを掘り下げることができるため、一定期間は高い効果を得ることが可能になります。
ただ、勝ちバナーが効くターゲットがどんどん増え続けるということはほとんどありません。結果、次第にコンバージョン数などが落ちていきます。また、勝ちバナーが効かないターゲットも多く存在することも忘れてはいけません。
今回、Shop Japanで実施したユング心理学を使ったクリエイティブ改善は、人が必ずどれかに当てはまる心理タイプごとに最適なクリエイティブを配信しますので、理論上「クリエイティブが刺さらない」は起きません。
検証結果からの傾向
- 投資金融商品:思考タイプが多め
- 美容:感情タイプが多め
- ファッションEC:均等に近い
Shop Japanで実施した施策の概要
「ユング心理学 4つの心理タイプ」の分類に沿ったデザインの4タイプのバナーと従来の勝ちバナーを同時に配信し、勝ちバナーとの効果差を参考にPDCAを行う。
- 対象商材:トゥルースリーパー(低反発マットレス)
-
評価基準(コンバージョン数):従来の勝ちバナーよりも少ない、同等 → 停止&差し替え/従来の勝ちバナーよりも多い → 継続&横展開
配信結果
2017年中に約3か月間、ユング心理学を使ったクリエイティブ改善施策を行った結果、実施前の月と比べると最終的にはコンバージョン数が2倍となりました。それに加えて費用対効果(CPA)も下がり基調となり高い効果が得られました。
担当者の声
「長期間配信していた勝ちバナーの結果が良かったので、勝ちバナーを超えるのは難しいと思っていましたが、ここまでの結果がでるのは驚きました。バナーが掲載されるディスプレイ広告だけではなく、バナーとテキストがセットになっているSNS系の枠やインフィード系の枠でも結果がでていましたので、心理学をWeb広告で活用するというのはクリエイティブ改善に有効だと思います」