効果的な広告文テキストの発掘に役立つ「テスト」とは?
実は、一部の検索連動型広告サービスでは、このような疑問を解消する機能を用意している。広告テスト(広告最適化)などと呼ばれる機能だ。以下、オーバーチュアのスポンサードサーチを例に、広告テストについて説明しよう。
これは、ある広告グループに対して用意された複数の広告がローテーションで(順繰りに)表示されるというもの。そしてこの時、各々の広告のCTRも測定される。
つまり、いくつか用意した広告のうち、どの広告のCTRが高く、低いものはどれだったのかがわかるので、これを手がかりにして広告文作成のノウハウが得られるわけだ。
「価格についての特徴と商品のオリジナリティ、強くアピールするのはどちらか」
「やわらかい文体と勢いのあるコピーとではどちらが興味を惹くのか」
広告の良し悪しの判断材料を、CTRの数値を通じて測定できる、便利な機能だ。
広告のテストを行うには?
広告のテストを行うために必要な操作は、主に2つ。
(1)検証したい広告グループに、複数の広告を作成する(複数の広告を作成していれば、ローテーション表示は自動的に開始される)
(2)「広告グループの設定」の「一般情報」で、「広告表示の最適化」のオン/オフを選択する
(1)の広告作成では、最大20種類まで用意できる。また、広告の作成には「広告作成サポート」を利用すると便利だ。また、広告作成画面の中央でキーワードをクリックすると、近いキーワードで出稿している他社の広告を見ることもできる。
(2)について。スポンサードサーチでは、表示頻度の決定方式を2種類から選ぶことができる。「表示機能の最適化」を「あり」で選択すると、複数の広告からクリックされやすいものが特定され、表示回数が自動的に調整される。「なし」を選ぶと、すべての広告が均等に配信される(デフォルトでは「あり」に設定)。
広告表示の最適化 | |
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あり | なし |
クリックされやすい広告が頻繁に表示されるように自動的に調整される(デフォルト) | すべての広告が均等に表示される。条件を揃えて比較したいときに便利 |