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定期誌『MarkeZine』巻頭インタビュー

売上拡大に直結 「ガリガリ君」が貫く異端のマーケティング

 年間販売本数は4億本。日本でいちばん売れているアイス、それが「ガリガリ君」だ。昔から親しまれているブランドながら、近年では“ガリ梨”のヒットや値上げの「お詫び広告」など、様々な施策がネット上で大きな話題になっているのも印象深い。それらは売上に直結しており、ガリガリ君を手がける赤城乳業は、マーケティングに注力し始めてから現在までの14年間で業績を倍以上に伸ばしている。そのキーパーソンである同社マーケティング部 部長の萩原史雄氏に、メディアやファンを巻き込みながら売上につなげる戦略について聞いた。

※本記事は、2018年10月25日刊行の定期誌『MarkeZine』34号に掲載したものです。

宣伝、販促、広報…多様な機能を少数精鋭で

赤城乳業株式会社 マーケティング部 部長
有限会社ガリガリ君プロダクション プロデューサー 萩原 史雄(はぎわら・ふみお)氏

1995年、赤城乳業入社。営業を経て、2004年に営業統括部への配属となり「ガリガリ君」のマーケティング戦略を担当。2006年ガリガリ君プロダクション設立、プロデューサーを兼務。2017年10月より現職。

――「ガリガリ君」を筆頭に、御社の数多くのブランドは老若男女に親しまれています。PR戦略にも長けている印象があるので、独立したマーケティング部ができたのが最近というのは意外でした。ここまでの経緯を教えていただけますか?

 当社はアイスの専業メーカーで、今も社員390人ほどの規模の会社です。もともとマーケティング部門がなく、私が広域量販部で販促や商品の企画を提案していたら「そんなに言うならやれ」と任されたのが発端でした。2004年の秋でしたね。

 ちょうど2006年にガリガリ君25周年を控えていて、たくさん実施したいアイデアがあったので、社内に対するその布石の意味合いも込めて2005年の冬に「あそびましょ。AKAGI」というコーポレートメッセージを新たに打ち出しました。

 その後、担当者レベルから営業本部内のマーケティング部へと拡大し、昨年10月に営業本部から独立しました。業務的には以前と変わらないのですが、守ってくれる傘がなくなったので、よりマーケティングの成果を求められるようになった感じはありますね。

――現在の業務範囲をうかがえますか?

 当社には広告宣伝部や広報部がないので、そもそもすごくカバーする範囲が広いんです。全ブランドの広告宣伝と広報、サンプリングなどの販促、他社とのコラボ商品を含めた商品企画も私たちで進めています。

 今、私を含めて6人体制で、夏の週末には大体誰かが地方のイベントやサンプリングに行っていますね。若いメンバーが増えて、私が遠方に行くことは少なくなってしまったんですが、この夏は赤城乳業の拠点である埼玉・秩父鉄道の「SLガリガリ君エクスプレス2018」の出発式に参加したりしました。これはもう5年目の企画になります。

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この記事の著者

高島 知子(タカシマ トモコ)

 フリー編集者・ライター。主にビジネス系で活動(仕事をWEBにまとめています、詳細はこちらから)。関心領域は企業のコミュニケーション活動、個人の働き方など。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

安成 蓉子(編集部)(ヤスナリ ヨウコ)

MarkeZine編集部 編集長 1985年山口県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。専門商社で営業を経験し、2012年株式会社翔泳社に入社。マーケター向け専門メディア『MarkeZine』の編集・企画・運営に携わる。2016年、定期誌『MarkeZine』を創刊し、サブスクリプション事業を開始。編集業務と並行して、デジタル時代に適した出版社・ウェブメディアの新しいビジネスモデル構築に取り組んでいる。2019年4月、編集長就任。プライベートでは...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/11/01 11:52 https://markezine.jp/article/detail/29439

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