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ソーシャルメディア その進化と活用

TikTokが広告配信プラットフォームをリニューアル!日本法人副社長に聞く、広告主企業の活用価値

TikTokのターゲティングが高精度な理由とは?

――最後に、TikTok DMPを活用したターゲティング機能について教えてください。リリースでは、年齢・性別・OS・地域(都道府県別)などの「ユーザー属性」や、「視聴コンテンツ」によって広告を最適化していくとのことでした。年齢や性別などのユーザー属性は、どのように割り出しているのですか?

西田:ユーザー属性は、TikTok上での「閲覧・投稿・検索データ」「スワイプの速さ」「完全視聴率」「ソーシャルのエンゲージメント」などをすべて機械学習が分析し、デモグラを形成しています

 TikTok上では、短尺動画がものすごい速さでスワイプされて大量に見られています。そのため、普通のプラットフォームより、閲覧やスワイプに関するデータが多く貯まる傾向がありますね。

唯一無二のプラットフォームを目指して

――スワイプするスピードまで分析されているんですね! 驚きです。こうした機能の拡充は、どのような狙いをもって進められているのでしょうか? プラットフォームとして、目指されているビジョンをお聞かせください。

西田:広告プラットフォームとしては、「TikTokじゃないと、こういうユーザー層にはリーチできないよね」と思ってもらえる存在になりたいですね。「動画」によるアプローチを考える際、テレビCMでもYouTubeでもなく、「TikTokだ」と思ってもらえるような存在になりたいです。

――ビジョンを実現するため、今後はどのような機能をアップデートされる予定なのでしょうか?

西田:今後はECだけではなくて、リアル店舗とも連携したサービスを提供したいと思い、サービスを検討中です。また、ネイティブアプリで実装しているサービスを、広告メニューとして展開していきたいと思っています。たとえば、動画で紹介している場所を地図上で確認することができる「位置情報連動」機能なども、ネイティブアプリで既に一部テスト的に実装されています。こうした機能をどんどん広告にも広げていく予定です。

 また昨年12月から、企業様の公式アカウントも作れるようになっています。公式アカウントでは、これまでキャンペーン期間が終わると消えてしまっていた動画を、アーカイブして残すことができます。今後は、こうした公式アカウント向けのサービスも拡充することで、広告だけではなくて、アーンド・オウンドメディア的な役割として、企業様をサポートできる存在になっていきたいですね。

――ますますTikTokの活用法が広がっていきそうですね。企業が今後、公式アカウントをどのように活用していくのかも注目していきたいと思います。本日はありがとうございました。

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この記事の著者

福島 芽生(編集部)(フクシマ メイ)

MarkeZine副編集長。1993年生まれ、島根県出身。早稲田大学文学部を卒業後、書籍編集を経て翔泳社・MarkeZine編集部へ。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/02/13 08:00 https://markezine.jp/article/detail/30264

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