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こてっちゃんがLINEキャンペーンに全面シフト/はがき・Web販促からLINE販促にすべき理由

企業がLINEの持つ力を活かせていない理由

MZ:LINEであれば、既存の販促キャンペーンより工数を少なく、かつ参加者がストックできるメリットがわかりました。しかしながら、LINEをキャンペーンでうまく使えていない企業もあると思うんですが、それはなぜなのでしょうか。

西口:LINEの公式アカウントは年々増え、同時に運用のうまい企業も増加することで、運用方法が進化しつつあると感じます。これまではLINEの膨大なユーザー数を活かしたマス的なアプローチだけで成果が出ていましたが、うまい企業はこれに加えて、必要な人に必要な情報を送る仕組みを持ち始めている。ここに格差が生まれていると思います。そういった企業はキャンペーンを通じてユーザーデータの取得も進めています。

西口:これからは、ユーザーのデータをもとに最適なコミュニケーションをすべきで、そうしたほうがLINEの持つ力がより活かせると考えています。

MZ:確かに、とりあえずつながってみたけど、頻繁に告知が来て、企業アカウントをブロックしてしまったことも何度かあります……。

西口:今後もLINEが持つリーチ力は圧倒的なパワーを発揮すると思いますが、ユーザーが過去にどういった商品を買っているのかなど、ユーザーのステータスを把握した上でコミュニケーションをすることが求められます。そして、そのためにはユーザーのデータを持って運用できる状態を作ることがまず必要です。

 「とりあえずたくさん友だちが集まったから、新商品の情報を定期的に発信しよう」みたいなざっくりとした運用をしている企業は、成果を実感できていないと思います。そして、ユーザーのデータを蓄積しながらできるキャンペーンとして有効なのが、マストバイ型のキャンペーンであり、GEPPYであればそれを簡単に実施できます。

LINEのOne to Oneコミュニケーションに必要なこと

MZ:では、GEPPYがどういったサービスか、教えてください。

西口:GEPPYはLINE公式アカウント上でレシート応募型などのキャンペーンが、最短2週間からスタートできます。また、アンケートや自動追客などのCRM機能が充実しているので、つながった後のコミュニケーションも最適化できます。

 たとえば、製品購入型のキャンペーンに参加したユーザーにアンケートを送り、その結果に応じて自動追客をするといった仕掛けが可能になり、初購入はキャンペーンで、再購入は製品の消耗タイミングでメッセージを送って促す、といったシナリオが組めます。

 そして、GEPPYを通じてキャンペーンを行うことで、キャンペーン参加者のリストが貯まっていくので、2回目以降の誘導コストも少なくすることができますし、キャンペーンをするごとに顧客を囲い込んでいけるようになります。

「こてっちゃん」のレシートキャンペーンに導入

MZ:どのようなクライアントが、GEPPYを活用しているのでしょうか。また、具体的な事例があれば教えてください。

西口:先ほど申し上げましたように、飲料や食品、生活消費財メーカーを中心に様々な企業にご利用いただいております。具体的なものですと、エスフーズ様の人気商品「こてっちゃん」のレシートキャンペーンがあります。

西口:同社は2000年前半からテレビCMに変わる販促手段として、はがきを活用したクローズドキャンペーンを開始されました。長らくテレビCMを続けられていたこともあり、一定数の応募は集まっていたのですが年齢層は持ち上がっていました。

 そこで新しい取り組みを推進したいとご相談があり、LINEを活用すべくGEPPYを導入いただき、はがきとLINEによるキャンペーンを同時並行で走らせ、効果を検証することにしました。

次のページ
LINE vs はがき、その結果は?

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2019/10/31 13:11 https://markezine.jp/article/detail/32108

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