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イオンの新ジャンル「バーリアル」、Twitter活用で認知向上と来店促進ができた理由とは

商品の特徴が伝わるフォロー&RTキャンペーンに

MZ:具体的には、どのようなキャンペーンを行ったのでしょうか。

松本:2019年12月9日〜18日のキャンペーン期間中に、Twitterでイオン公式アカウント(@AEON_JAPAN)をフォローし、キャンペーンツイートをリツイートしてくれた方から毎日抽選で2,000名、10日間で合計20,000名に「バーリアル」の引換券が当たるというものでした。

キャンペーンツイートの画像
クリック/タップでツイートを表示

 高価なものが数名に当たるよりは、毎日多くの当選者が出る設計にすることで、「自分も当たるかもしれない」と思わせて参加のハードルを下げることを意識しました。

MZ:キャンペーンツイートには動画が入っていますね。こちらは、テレビCMの素材ですか。

松本:ツイート内の動画は、テレビCM用の素材に少し編集を加えたものになります。「バーリアル」が国内大手メーカーの製造でありながら価格が78円であること、累計20億本売れていることを特徴として訴求しました。

 また、動画を見ずともキャンペーン内容が伝わるよう、動画の上下に説明の文字を表示しておく工夫も施しました。また、店頭にあるサイネージでも、Twitterでフォロー&リツイートキャンペーンを行っていることを発信し、店頭との連動も意識しました。

想定以上の好意的なツイートが集まる結果に

MZ:キャンペーンに当選して「バーリアル」を飲んだ方のツイートも見られましたね。

松本:一度飲んでいただければ、今までバーリアルを知らなかった、あまり期待していなかったというお客様にも「美味しい」とツイートをしていただけると思っていましたが、想定以上にツイートが集まって良かったです。

 また、感想をツイートする際には「 #バーリアルでせんべろ 」(せんべろとは、1,000円でべろべろになるほど酔える価格帯の居酒屋などのこと)というタグをつけていただくようにしました。このタグによって、イオンで「バーリアル」と合わせて食べ物を買うことを想起させることを意識していました。実際「バーリアル」だけでなくご飯やおつまみと一緒に写真を撮ってツイートされている方も多かったです。

松本:そして何より、ツイートの多くが好意的な内容でした。キャンペーンに参加はしていない方にも、キャンペーン参加者のツイートを見て「バーリアル」を知っていただけたり、良い評判が届いたりするのは、Twitterを活用して一番良かったところですね。

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若年層の購買が増加、新規顧客を獲得

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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2020/03/09 10:00 https://markezine.jp/article/detail/32953

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