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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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2倍のCTR×ユーザーアクションを促進! ライフネット生命が仕掛ける、マンガ広告の最新事例


通常クリエイティブの2倍のCTRを獲得

MZ:では、実際の結果について教えてください。

町井:通常のクリエイティブに比べ、2倍以上のCTRを計測することができました。さらに流入が増えただけではなく、その先のコンバージョンまでつなげることもできたので、コラボしたコンテンツの力を実感しています。

 加えて、態度変容や広告認知に関するリサーチを行った結果、態度変容も起きていて、広告認知も通常クリエイティブの6倍近くリフトしていました。

MZ:御厨さんにお聞きしますが、この結果は「アテレコ広告」の中でも高いものなのでしょうか。

御厨:高いですね。2020年1月にリリースしたのですが、成功事例の中でも特に良い結果だったと思います。

町井:定性的な部分だと、読者の方からの反応も良かったですね。アプリ内やSNSでコメントしてくださった方もいらっしゃいました。コンテンツとして楽しんでいただけていたのだと感じました。

無視されないコンテンツで引き付ける広告を

MZ:今回非常に良い成果だったとのことですが、今後は「アテレコ広告」をはじめとしたマンガ広告は活用していくのでしょうか。

町井:引き続き実施していきたいです。若い方の中にはテレビを見ない方もいて、テレビCMではリーチできないケースも出てきました。その中でマンガアプリは、20~30代の利用者が多く、非常にリーチ効率の高い媒体の一つだとわかっていながら踏み込めていない状況でした。

 しかし、今回の「アテレコ広告」を通じて成果も出せたので、今後も活用したいと考えています。

MZ:では、最後に今後の展望を教えてください。

御厨:短期的なところだと広告価値の上がる機能を追加していくことですね。直近では広告をTwitterに拡散できる「Twitterシェアボタン」という機能を増やしました。また、長期的には、マンガコンテンツの良さを活かし、ネット広告の健全化や信頼向上を実現したいです。

町井:将来、生命保険の検討をする際に、ライフネット生命を1番に思い出して頂ける施策を増やしていきたいです。

 そのためにはまず広告を目にしたときに、見てもらえる内容であることが大切だと思っています。最近は広告の機械学習の精度も高くなっているので、いかにユーザーを引き付けられる広告クリエイティブを作れるかということに今後も力を入れて、コンテンツとしても楽しんで頂ける広告を作り続けたいです。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/08/05 10:43 https://markezine.jp/article/detail/33900

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