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「新・欲求」が生んだ生活/消費行動を解剖 消費者インサイトとビジネスのギャップを埋めるには

2020/08/31 08:00

 コロナ禍で変わる消費者に関して、さまざまな現象やデータが断片的に報じられています。一時的な現象なのか、持続性のある変化なのか、それを見極めるには、深い消費者理解が不可欠です。本稿では、デコムの大松孝弘氏がコロナ禍で明らかになった「消費者の新・欲求」を解説します。

目次

自分らしく価値あるニューノーマルを探す7つの旅路

 前回の中編では、デコムが発表した「With/Afterコロナに企業が注視すべき消費者の新・欲求“ニューノーマル・プラネット”」のレポートから、「自宅で得られる新しい価値を探す旅路」と「気分のコントロールの仕方を探す旅路」から新・欲求を紹介しました。今回の後編では、「個と社会の関わり方を探す旅路」と「新たな時間の使い方を探す旅路」から、新・欲求を紹介したいと思います。

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家族みんなでハッピーに暮らしたい「家事ダイバーシティ消費」

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【7つの旅路】

 「個と社会の関わり方を探す旅路」

 自分自身と家族、友人、企業、学校、コミュニティ、オンライン上など、様々な対象に対してどのように距離をとればよいのか。これまで経験したことのない状況下で、誰もが個=パーソナルと社会=パブリックの「いい感じの関わり方」を探している。

【共感スイッチ】

 テイクアウトや家事の分担を増やして、家族みんなでハッピーに暮らしたい

【共感度/持続度/未充足度】
  • 共感度 57.6%
  • 持続度 85.6%
  • 未充足度 41.5%

 ※宣言解除後の7月のスコアのみ

【非共感ポイント】

 一人で上手に家事をこなすことが前提

【代表する消費者事象(n=1)】

 今までは食事をちゃんと手作りするのが当たり前で、手抜きが許されなかったが、このような状況になり、今まで利用しなかったテイクアウト、デリバリーを頼んでみたら美味しいし、家族も喜ぶし、毎日三食は大変だと、手抜き料理も許されるようになった。夫、子供からの食事へのプレッシャーから解放され、楽になれた。

 女性/42歳/東京都/既婚/2人/パート・アルバイト/観光ホテルでチェックアウトした部屋の清掃をしている/550万~700万円未満

 ※性別/年齢/居住地/未既婚/子の人数/仕事の内容/世帯年収

【Beforeコロナの価値】

 一人で上手に家事をこなす

【With/Afterコロナの価値】

 家事の負担を分け合える

【定量的に共感度+未充足度が高い属性】

 属性に特徴無し

【新・欲求への対処】

 「家事ダイバーシティ」の欲求が強なる中で、あなたのビジネスはその消費者変化に適応できているでしょうか。そこから、ズレたことをすると反感を買うかもしれません。逆に、この欲求に応えることができれば、共感を呼ぶことができるでしょう。

コロナ禍で急変する消費者インサイトに対し、企業はどう対応すべきか?

9月1日~2日にかけて開催するMarkeZine Day 2020 Autumnでは、新時代を切り開く戦略と戦術のヒントを提供する様々なセッションをご用意しております。

本コラムの著者、デコムの大松氏が登壇するセッション「ニューノーマル時代の消費者インサイトに適応せよ ウエディングパーク、LIFULLの実践をデコムが説く」では、ニューノーマル時代の消費者インサイトの変化を読み解く定量&定性調査の結果と、実際の企業事例を照らし合わせ、ニューノーマル時代の消費者インサイトに企業が適応する糸口を探ります。参加は無料ですので、ぜひご参加ください!

日時:2020年9月2日(水)16:50~17:50
▼締切間近!参加申し込みはこちら

※この続きは、会員の方のみお読みいただけます(登録無料)。



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