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「信頼を可視化する」ACCESSTRADE×LOGRIZaが目指す、アフィリエイト市場の健全化

広告主と広告配信プラットフォーム、双方の課題を解決

――「LOGRIZa」ではどのように掲載面を管理・可視化しているのですか?

有國:「LOGRIZa」はインターネット広告の掲載面をモニタリングするシステムとして、2019年7月に外部向けにもサービスリリースしました。社内ではそれより以前からアクティブなシステムです。

 広告主にとって、配信された広告がモラルや法令に則った内容で掲載されているかどうかわからないという大きな課題が以前よりありました。当社は広告主のハウスエージェンシーを務めることも多く、リスクの感度や方向性も近いため必要性を感じていたのです。また広告配信プラットフォームにとっては、事前審査をして配信した広告が、後から不適切な内容に書き換わっているケースを捕捉・阻止するのが難しい実態もありました。

 業界内では掲載面や配信された広告を目視チェックする人員を採用したり、代行業者にチェックを外注する企業様も少なくありません。しかし数も膨大で費用効率は良くない上、サイト閲覧のピークタイムが営業時間外であることから目視確認の限界という実務上の難点もあります。

 そこで、やはり「システムでの対応必要性」を前提に、様々な立場の広告従事者にとって実務上有効に機能するように、シンプルかつ直感的なUI/UXで、クリエイティブリスクをすばやく判別できる仕様まで落としこんで開発を行っています。

LOGRIZa 管理画面UI。差分が発生した内容を確認する担当者のリテラシーに依存せず、変更点をシンプルに理解出来る仕様となっている。

「LOGRIZa」管理画面UI
担当者のリテラシーに依存せず、差分が発生した箇所をシンプルに理解できる仕様となっている

リーディングカンパニーとして、市場を正しく牽引していく

――室山さんは、「LOGRIZa」を利用してどのような手応えを感じていますか。

室山:掲載面の確認・管理ができるようになったばかりか、透明性が担保できるようになりました。それに加えて、「信頼関係の可視化」ができるようになったと感じています。

 ありがたいことに、当社ではこれまで重度な法令・モラル違反は起こっていません。それは各広告主やメディアのみなさまが当社のスタンスに共感してくださったおかげだと思っています。だからこそ、「LOGRIZa」で掲載面を確認・管理をすることで、当社のこれまでのスタンスを可視化することができ、各取引先との信頼性を強化することができると考えています。

 今では当社、広告主、メディアのいずれもクリエイティブリスクのチェックに割く工数を大幅に削減することができています。おかげさまで当社の取引企業も増えました。もちろん、管理画面は当社の有資格者のみが閲覧できるようにし、各企業の機密情報を厳重に管理しています。

「LOGRIZa」活用イメージ
掲載面の確認体制

――では最後に、今後の展望をお教えください。

有國:「LOGRIZa」をリリースして1年強が経ち、広告会社や広告主への導入が進み、広告配信プラットフォーム事業者様にも広告審査のいちプロセスに組み込んでいただくことも出てきました。導入企業様からは、成果報酬型の広告内容の透明性が上がり、予算投下できるようになったとご好評いただいています。

 各事業者1社あたりのリソースには、やはりどこかで限界があると考えています。そのためコスト効率の担保された成果報酬型の施策で、外部パートナーを活用し拡大展開していくことは非常に合理的だと考えているんです。「LOGRIZa」の類似サービスはまだない中で模索点は多くありますが、正しく伸展する術として一助になるべく機能拡張していければと考えています。

室山:当社は今後もアフィリエイト広告のリーディングカンパニーとして、市場の方向性を正しく牽引していかねばなりません。そのためには、「ACCESSTRADE」の健全性をより一層強化しなければならないと考えております。

 そのうえで、テクノロジーやデータを駆使して各クライアントの新しいニーズや課題解決をしながら提供価値や成果を高め、アフィリエイトが世の中にもっと必要とされるものにしていきたいですね。

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この記事の著者

石川 香苗子(イシカワ カナコ)

ライター。リクルートHRマーケティングで営業を経験したのちライターへ。IT、マーケティング、テレビなどが得意領域。詳細はこちらから(これまでの仕事をまとめてあります)。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/11/13 10:00 https://markezine.jp/article/detail/34577

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