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「チラシ一万部で一件」神話に変革を エリアビジネスのDX化を推進する「DAMソリューション」とは

認知から来客まで、施策実施をサポートする「DAMソリューション」

――DAMソリューションはエリアビジネスのDX推進を支援するものだそうですね。詳しく教えてください。

藤森:DAMソリューションは、マンション販売や自動車販売、結婚式場の案内など、エリアビジネスに関わる業界に向けたデジタルマーケティングソリューションです。商品・サービスの認知啓蒙から理解促進、プレ見学まで、一連のサービスを備えており、エリア分析と動画ソリューションによる効果的なエリア集客「GEO-DAM(ジオ・ダム)」と、バーチャル見学体験を実現する「Air-DAM(エアー・ダム)」の2つから構成されています。

 GEO-DAMは、動画広告のクリエイティブ制作からエリア分析・配信までを担い、商圏エリアのお客様のニーズに合った情報を提供できるように工夫を凝らしています。具体的には、行動履歴や居住地、デモグラフィックなど複数のデータから導き出したロジックに基づき、動画を配信。動画クリエイティブは、お客様ごとの購買フェーズに対応していることに加え、他の広告施策とも連動しています。

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――なぜ「動画広告」に着目されたのでしょうか。

近内:消費者を取り巻く環境を見ると、動画サービスやコンテンツが浸透しています。一方、エリアビジネスではいまだにチラシと看板がメインで、その延長でWeb施策を展開しているという状況です。チラシや看板に使っている静止画をバナー広告に転用することも少なくありません。そこで、顧客体験のアップデートを図りたいと思ったのです。

 特に不動産やブライダル、自動車など、空間としての価値を提供するサービスでは、テキストや写真だけではどうしても伝えきれません。エリアビジネスと動画の相性は良いものだと考えています。

――なるほど。もう一方のAir-DAMはどのようなソリューションですか。

藤森:Air-DAMは、あたかも店舗や販売センターに来たかのようなバーチャル見学体験が可能なサービスです。予約管理、接客に必要なシステム、設定済みの機材レンタル、マニュアル、導入支援までワンストップでかつ月額5万円という導入しやすい価格で提供しています。

――従来のWeb商談システムとは、どのように異なるのでしょうか。

藤森:Air-DAMは商談に重きを置くのではなく、満足度の高い体験をお客様に提供することを目的に開発しました。表情や声のトーンなど、お客様の心の機微を読み取り、販売スタッフ自ら動きながらコミュニケーションを取れるように設計されています。そのためコロナ禍でも、安全安心なご案内が可能です。これにより、「気になる商品・サービスをストレスなく見たい」「遠隔地に住む両親と一緒に商品を見たい」といった要望に応えることもできます。また、マンション販売においては、自宅と比較しながら案内を受けられるなど、これまでにはなかった新たな価値も生み出しています。

近内:これら2つのソリューションで得られた、集客データや来場データを基に、次の戦略策定にも活かすことができます。DXは、PDCAサイクルを回すところまでできなければ意味がありません。DAMソリューションを通じて、認知・比較検討から見学まで、一気通貫での販促活動の見える化をサポートしています。

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来場獲得数は2倍に 来場獲得単価も30%削減

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この記事の著者

末岡 洋子(スエオカ ヨウコ)

フリーライター

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2020/12/16 11:00 https://markezine.jp/article/detail/34662

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