ネオマーケティングと営業リスト生成ツール「Urizo」を提供するセールスサポートは、「新型コロナウイルス感染拡大前後のBtoB企業のマーケティング活動」をテーマにした調査を実施。結果を公開した。
新型コロナ「影響を受けた」8割、うち約6割が向かい風
新型コロナウイルス流行の影響を受けたかどうか尋ねたところ、影響を受けた企業が8割以上となった。具体的にどのような影響を受けているかについては、マイナスの影響を受けた企業が約6割の結果となった。
マイナス影響は既存顧客との取引に顕著
マイナスの影響の内容を詳しく聞いたところ、顧客との取引、特に既存顧客との取引にマイナスの影響が大きく出ており、取引額と取引数共に減少したという回答が目立った。
商談獲得や案件の減少に課題
コロナ禍におけるマーケティング活動において課題を尋ねたところ、商談獲得や案件の減少に課題に感じているケースが多い。既存顧客からの引き合い減少、新規顧客との接点減少、営業活動・マーケティング活動のオンライン化など、様々な要因が考えられる。
「新規顧客獲得が最も重要」約7割も、新規リード獲得に課題感
コロナ禍において、新規顧客獲得の重要性が高く認識されていることがわかった。既存顧客との取引減少を課題として抱える企業が多い中、新規顧客獲得の重要性が増していると考えられる。
新規顧客獲得に重要性を感じる一方で、新型コロナウイルス感染拡大前と比べて、新規リードの獲得に課題を感じている回答が6割以上という結果となった。新型コロナウイルス感染拡大以降、新規リード獲得に苦慮している企業も多く、リード獲得から商談創出・案件創出までの段階設定と施策が必要だと言えそうだ。
オンラインセミナーやDM「効果が上がった」
新型コロナウイルス感染拡大後に効果が上がった施策について尋ねたところ、オンラインセミナー(ウェビナー)やオンライン広告といったオンラインでの施策に効果を実感しているケースが多かった。一方でオフラインのダイレクトメール(FAX)は、約6割が「効果が上がった」と回答している(新型コロナウイルス感染拡大の前後でその施策に取り組み、効果が上がったと回答した人の割合を集計)。
費用対効果で満足している施策の鍵は「コンテンツ」
コストパフォーマンスの点では、コンテンツマーケティングやオウンドメディアといったコンテンツをストックとして活用できる施策が評価されていることがわかった。コンテンツが蓄積されることで継続的な効果が期待でき、長期で費用対効果を見ることができる分、効果を感じている場合が多いと考えられる。
【調査概要】
方法:ネオマーケティング運営のアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート
対象:アイリサーチ登録モニターのうち、BtoB事業を行う企業の販促マーケティング施策・予算策定に関与する人
有効回答数:1,000名
実施日:2021年1月27日(水)~2021年1月29日(金)
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